水晶
時間あったんで少し長め。
手を引っ張られながらついて行くと、台座がチョコンとあるのが見えた。
台座の上には、水晶が置いてある。
「この水晶に直接魔力を通してくれる?」
言われるがままに水晶に魔力を流す。
ほんのちょびっとだけ。
魔力は、魂の器だと思ってくれていい。
すくった分がその人の魔力で、器の中の魔力は器の質で大きく差が開く。
器がよければ魔力の質が上がる。
質が悪いと魔力が器から漏れてしまいそれを使うから無駄なものが入って魔法を使うときに邪魔になる。
つまり質が悪い場合100いる魔力が質のいい魔力だと10で済むっていうことだ。
俺はだいぶ質が良いらしくクロノスやポセイドンなどの神々からのお墨付きがある。
だから少し多く魔力を流すと…
パリンッ
こうやって水晶が割れるっていうことにもつながるわけだ。
って割っちまった。粉々じゃねーか。
ギルマスの顔を見ると、蒼白になっていた。
仕方ない。直そう。
そう思って、目を瞑り元の水晶の形を思い描く。
マジックスペル?何それおいしいの?
みたいに考えている俺は、一言もしゃべらない。
だって長ったらい文章なんて覚えること自体がめんどくさい。
魔力があれば何でもできる。何もない所から何でも作れるしとっても便利なのだ。
そんな事を考えていたらいつの間にか完成していた。
無駄に魔力入れすぎたかなー。何があっても壊れないぐらい丈夫になっている。
ギルマスは、何があったのかわからないという表情だ。
面白いから放置しておこう。
10秒経過…
30秒経過…
1分経過…
5分経過…
10分経過…あ、戻ってきた。
「どういうこと!杖もつかわずに魔法を使うなんて!
おかしいじゃない!」
目を覚ましたと同時に大声で叫ぶギルマス。
ちょっと叫びすぎのような気がしてきた。耳が痛い...
「魔導士って知ってる?」
俺は、疑問に思ったことを言う。
「えぇ。知ってるわ。でも1,500年前に突如すべての魔導士が姿を消したわ。もう死んだかもしれないわね。」




