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もしかして:サプライズ

都合本日2度めの更新です

 結局、事情聴取が全部終わったのは、深夜3時過ぎ。

 その頃には、宮森おばさんも、院長先生も、警察署に集まっていた。

 私と会長はおばさんにこってり絞られ、その剣幕の凄まじさに、署長が思わず「感謝状は出さない方がいいでしょうか?」と聞いてくる始末。

 おばさんは渋々、「出さない、というわけにもいかないのでしょう?」と妥協し、それを契機としてお説教は1時間ほどで幕となった。


 その後、警察署の近所のラーメン屋で夜食を食べ(署長の奢りだった)、生徒会室に戻ったところで、朝5時。

 執行部員の半分くらいは床に敷いたダンボールの上で眠っていて、残り半分は書類のチェックをしたり、紙を折ったり、この期に及んでスチレンボードを切ったりしていた。


 私はペンディングになっていた案件にとりかかり、会長は「現場の士気高揚のための応援」に向かった(要は冷やかしだ)。

 警察署で足止めを食った間に溜まった案件が片付いたところで、朝7時。さすがに、眠気が厳しくなってきた。昨晩、大立ち回りをやらかした疲労が、今になってどっと押し寄せてきた感じ。

 執行部員に「エマさんに怒られますよ」と忠告されつつも、コーヒーを飲んで意識をしゃっきりさせる。

 最近、エマちゃんの目が怖くてコーヒーが飲めなかったせいか、久々のカフェインはガッツリと効いた。


 そしてこのあたりから、またぞろ生徒会室に駆け込んでくる生徒が増え始めた。

「本日朝9時以降に発生したご要望に関しては、こちらでは対応できないことがあります」という告知だけは徹底させておいたのが効いたのだろう。

 でなければ、朝になって登校した生徒が、テンションに酔った徹夜組がやらかした惨状を見てSOSを申し出てくるパターン。

 前者より後者のほうがアレなのは、言うまでもない。

 こういうのを避けたいから会長を巡回させておいたんだけど、火に油を注いだだけだったかもしれない。


 そして朝9時。

 案の定、どっと生徒が押し寄せる。中には教頭先生も混じっていて、思わずため息が出そうになる。ため息は幸せを逃がすからねー。


 とはいえ、相談の9割は即対応可能だったり、実際には問題になってない範囲だったり、一種のお悩み相談だったりしていて、副会長・書記長・会計長の3年生コンビに任せておけば概ね解決している。

「やっぱり自分にはボーカルなんて荷が重すぎたんです!」とか泣き出しちゃうバンドガールの対応は、会長にお任せ。


 一方、案の定と言うべきか、教頭先生の持ってきた案件は強烈な破壊力があった。宮森学長が、学園祭期間中の警備体制を強化しましょうと、この朝になって言い出した、というのだ。



「おーばーさーんー!!!!!!!!!111!!1!」


「いい歳した大の大人が、朝言ったら夕方の警備に出てくれる警備会社なんてないことくらい、わかってるでしょうがああああああああああ!!!!」



 内心で絶叫したつもりが、口から出てた。

 生徒会室に集まっていた生徒たちが、一斉に私を見る。てへ。


 ――気を取り直して、ざっくりとGoogle検索。

 いや普通、そんな会社なんてないって……と思っていたのだけれど、調べてみると、ある。あった。凄い。日本凄い。


「警備員を出してくれる会社は、ありますね。

 ただこの予算は、生徒会予算からは出せないですねえ。

 予備費をスッカラカンにすればギリギリいけますけど」


「それは当然、学校で持つとも。

 しかし、あるものなんだねえ……これも自由競争というやつだねえ……」


 感心する教頭先生をよそに、私は別の心配を始めていた。

 そもそも学園祭の警備は、ゼロではない。父兄のボランティアによる巡回は前夜祭の段階から始まっているし、学園が常駐させている警備員さんもいる。

 ここにいきなり雇われ警備員を加えるとなると、警備計画全体の見直しと、警備会社との打ち合わせ、父兄への連絡など、一気にタスクが増える。

 だが、おばさんの心配も理解できるし、半分くらいは自分にも責任があることだ。


「やればできるなら、やるしかないですね。

 副会長、全体の進捗管理をお任せしていですか?

 永末さん、警備計画の資料、全部まとめて10部ずつコピーしてください。星野マニュアルの当該部分も、同様に10部ずつ。

 教頭先生は、この会社に連絡と、至急の打ち合わせを打診して頂けませんか? さすがに今日言って今日の話を学生から持ちかけたのでは、門前払いされそうです」


 かくして、立っているものは教頭先生でも使って、警備計画の見直し大作戦がスタートした。


          ■


「――はい。はい、そうです。

 書式は以前、父兄の警備ボランティア募集に出した通知、あれを使ってください。

 戻ったら私も確認しますが、3時半になっても戻ってないなら、書記長と小林先生に確認してもらって、50部刷ってください。

 原紙はファイルに保存で。ええ。

 では、お願いします」


 警備会社から学園に戻るタクシーの中から、永末さんに電話。父兄向けの文章は、永末さんに起草してもらった。

 内容はだいたい口述したから、あとはいつもの定型文にそれを落とすだけ。

 メールしたほうが良かったのだろうけれど、疲労と寝不足で手が震えて、フリックが上手く行かなかったのだ。


 教頭先生と一緒に向かった警備会社での打ち合わせは上首尾で、午後5時には第一陣が学園に到着する見込みだ。

 そちらの対応は教員のほうでするということなので、一安心。IDの発行は生徒がタッチできる領域にないから、当然だけど。


「しかし、君には毎度毎度、驚かされるね。

 まるでこんな事態も予想していた、と言わんばかりの準備の良さだ。

 もしかして、本当に予想していたのかね?」


「もちろんです。警備を拡張する場合の素案は、一応組んでありました。

 もっとも、朝言われて夕方、というところまでは想像していませんでしたが」


「なんとも、大したものだ。

 末恐ろしいね」


「いえ、私が予想していたわけではありませんから……」


 警備計画を最初に構想したのは、有原先輩だ。さすがアメリカ帰り。学外からも人が入る大規模イベントを根底から見直すにあたって、ほとんど初手で警備計画にメスを入れている。

 その計画の青写真をもとに、様々な場合における拡張プラン(および縮小プラン)のガイドラインを作ったのは、星野先輩だ。


「歴代の執行部員の、積み重ねかね?」


 さすが教頭先生、理解が早い。

 だが、それがすべてではない。


 星野先輩が組んだガイドラインをもとに、自身の経験を踏まえて、具体的なオペレーションの最適化を導いたのは、ユスティナだ。

 私に似た、私ではない人生を歩いた人。その記憶は、私の中で、確かに生きている。


「――たくさんの人に、私たちは支えてもらっています。

 先輩にも、後輩にも、先生方にも。

 父兄の方々にも、いろんな企業や自治体の方にも、地域住民の方にも。

 それを、改めて痛感しました。

 なんだかいかにも公式見解っぽい言い方ですけど」


「いやいや、結構なことだよ。

 僕ら教員も、もっと頑張らなきゃいかんねえ」


 タクシーは順調に学園に向けて走り続け、私はクーラーの効いた車内の涼しさと、穏やかな揺れに誘われるように、いつしか眠りに落ちていた。


          ■


 目が覚めると、保健室だった。何度目だ。


 半身を起こして時計を見ると、午後6時30分。

 さあっと血の気が引いて、脳内にアドレナリンが噴出した。

 あと30分で、前夜祭が始まる。開始時間には間に合っているものの、執行部のスケジュール的に言えば「完璧に遅刻」だ。


 思わずベッドから飛び降りると、養護の斉藤先生と目があった。

 斉藤先生は、ちょっとした怪我をしたっぽい中等部男子生徒の処置をしていた。


「元気そうね。急ぐんでしょう?

 とっとと行ってらっしゃい」


 鷹揚なお言葉に頭を下げつつ、そそくさと保健室を出る。

 ほとんど駆け足で生徒会室に戻ると、執行部員はほぼ誰も残っていなかった。会長と永末さんが、なにやら話し込んでいただけ。うっは、最悪のタイミング。


「――と、とりあえず、間が悪くてごめんなさい。

 進行に、問題はありませんか?」


「大丈夫だ。本気でヤバいことが起こってたら、悪いとは思ったとしても、高梨を叩き起こしに行ってたよ」


 会長が苦笑しながら、さらりと益体もないことを言う。


「了解です。では私は、前夜祭の会場に入ります」


「おう。俺たちもすぐ行く。

 それから高梨、今日はサプライズがあるからな。覚悟しとけよ?」


 いつも通りに調子よく答える会長の声を聞き流しつつ、私は生徒会室を出ようとして、ふと思い直し、老婆心的な一言を残すことにした。


「そうそう、永末さん。ちゃんと避妊はしてくださいよ?

 そういうサプライズは、もう満腹ですからね?」


          ■


 前夜祭はつつがなく進行し、名物の大キャンプファイアー点火イベント(なにしろこれ専門の委員会がある)も成功した。

 私が入学した年には、着火システムに凝りすぎて本体に点火される前に種火が消えるという大惨事をやらかしていたので、なかなか緊張するイベントでもある。


 グラウンドの中央で赤々と燃えあがる炎を囲んで、生徒が運営する屋台が並び、仮設ステージでは有志によるバンドの発表が続く。本火と電源コードの相性は最悪なのだけれど、そのあたりの安全管理は放送部長がプロの助言を受けて万全の体制を整えている。

 私はと言えば、「本部」と書かれたテントで、特に何をするわけでもなく、突発的なトラブルに対応する要員として待機。

 こうやってイベント本体が始まってしまえば、執行部の仕事はこの程度だ。いわゆる舞台監督的な仕事は、それぞれの実行委員会が受け持っているし。

 このあたりは、ここからも激務が続く放送部とは、大きく違う部分。というか、構造的に見て、執行部なんかより放送部のほうが負担が大きい気もする。これも、来年からの改善事項か。


 などと考え事をしていたら、エマちゃんがロマンスグレーのおじさまを連れて、「本部」にやってきた。あれは、星野先輩が交渉した特別講演のスピーカーか。フランス人だからエマちゃんを貼り付けておいたけど、何かあったのかな?


「遥さん! 私これからちょっと別件がございますから、ムッシュ・ギベールのエスコートをしばしお願いしますわね」


 ああ、その程度なら――って、待った!

 その人と私で、どうやって意思疎通を……


「ムッシュ・ギベールはお茶目な方なので、英語や日本語で話しかけてもフランス語でしか返事なさいませんが、意味は通じておりますから。

 ただ、『日本人に期待されている、類型的フランス人を演じなくては』という使命感に燃えていらっしゃるだけですので」


 ああ、なるほど、だったら――って、なんだそりゃ!?


「そこをいきなり種明かしかね、マドモワゼル!

 ここは日本じゃないか。もっと侘び寂びを重視したまえ。

 さて、初めまして高梨さん。今回はお招き頂き、大変感謝しております。

 私は、ユーゴ・ギベールと申します。どうぞ、よろしく」


 お、おう……


「では、よろしくお願いしますわね!

 まだ屋台の紹介をしておりませんから、ひと通りご案内してくださるとありがたいですわ!」


 あっはい……


 かくして私は、日本語が異様に流暢なくせにフランス語しか話さないフランス人ロールプレイをする紳士を連れて、屋台巡りをするハメになった。

 まったく、人生、不思議なイベントには事欠かない。


          ■


 そうこうするうちに、前夜祭もそろそろお開き、という時間になった。

 ギベールさんは、無理言って焼いてもらった「チーズたこ焼き」(タコを抜いて、隣の大判焼き屋台からチーズを入れてもらった。なんでも「たこ焼きを一度食べてみたいが、タコは無理、あれは食えない」だそうだ。なんだそれ)を美味しそうに食べて、上機嫌だ。


 と、そのときステージの上に、御木本会長が立った。

 生徒たちは、「最後の締めの挨拶か」とばかりに、手元にある焼きそばやお好み焼きを慌てて食べ始めた。


「みんな、楽しんでいるか!?」


 でも、彼の第一声は、予定とは全然違っていた。

 なるほど、ここからが、サプライズか。


 おお! という歓声が、グラウンドのあちこちから沸き上がる。


「ありがとう! ありがとう!

 さあて、そろそろ前夜祭も終わる時間だ。

 昨日は徹夜で準備をした奴らも多いだろう。

 だが学園祭は、ここからが本番!

 明日からに備えて、今日はとっとと片付けをして、帰って寝ろ!」


 ひときわ大きな歓声と、拍手。

 会長は両手を広げて、もっと大きな拍手を、と要求する。

 乗せられたように、拍手が高まる。


「と、言いたいが」


 だがその拍手は、ガラリと表情を引き締めた会長が、これまたシリアスな声に変わった途端、水を打ったように静まった。


「みんな、何かが、足りないと思わないか。

 この場に、誰かが足りない。そう、思わないか」


 誰もが黙って、会長の言葉を聞いていた。


「何が足りないのか。誰が足りないのか。

 その答えはきっと、人それぞれ、違う。

 だが、足りない。足りないんだ。それはみんな、認めてくれると思う」


 私にとって、今日のこの場に足りないのは、星野先輩だ。

 でもそれは、絶対の答えではない。


 同級生として毎日一緒に登校していた友人だったのに、突然不登校になり、学園祭にも顔を出さない。

 スポーツ推薦で入学した部活の先輩がいて、とても尊敬していたのに、その先輩は怪我で行き詰まり、耐えられなくなって退学した。

「学園祭なんて時間の無駄だ、社会に出たときに役に立たない」と断言して、今も予備校や塾で講義を受けている。


 そんな友人を持つ生徒は、けして少なくない。


 畢竟、この世界は優しすぎる象(エレファント)たちで溢れていて。

 そして彼らは、その大きすぎる体を必死で縮こまらせながら、今日も不器用に生きている。


「俺は、何もできない。

 救ってやるとか、励ましてやるとか――未来を見せてやるとか。

 そんな無責任な約束は、できない。するもんじゃあない」


 そうだね。あなたは、ホンモノの、馬鹿だ。

 世界一優しくて、世界一馬鹿な、私の、勇者だ。


「だけど、足りないって言うだけじゃ、ダメだと思った。

 だから、叫ぼうと思う。歌おうと思う。

 急造のバンドだが、精一杯やらせてもらおう。

 曲は渋さ知らズから、『本多工務店のテーマ』!」


          ■


 会長のMCが終わるのにあわせて、まずはパーカッションを抱えた生徒たちが、それからブラスバンド部員たちが、独特のリズムを刻みながらステージに上がり始めた。

 やたら、数が多い。すぐにステージの上は一杯になり、ステージ前にも続々と演奏者が、そしてチアリーディング部員たちも集まり始めた。


 サプライズがあるとは聞いていたが――これはいったい。


 横でギベールさんが「ほほう、渋さですか。これは期待できますね」と、たこ焼きを食べながら呟く。

 え、ギベールさん、その「渋さ知らズ」っての知ってるんです!?


「ヨーロッパでのほうが知名度は高いかもしれませんね。

 ナントのフェスでのパフォーマンスは、素晴らしいものでした。

 ――おお、マドモワゼルが『あの』役なのですね。これは興味深い」


 ステージを見ると、扇情的なくらいに前をはだけた、だぶだぶのワイシャツ(黒いブラが見えてるし、下は「はいてない」ように見える!)に、黒いニーソックス姿のエマちゃんがいた。

 すごく――セクシーです……たぶん後で生活指導の先生にこっぴどく怒られるくらいに……。


 エマちゃんは会長からマイクを受け取ると、大声で叫び始めた。

 これは……詩? 詩の朗読か?


 その詩は、天使をうたっていた。


 割り切れたあとに残された時間、整えられたあとに切り捨てられた空間、そして世界中の寄る辺なき人々のもとを訪れる、龍のかたちをした、天使。


 エマちゃんは切々と語り続け、天使はあちこちの隙間に、そっと舞い降りる。


 酔いどれ酒場の開かない窓に。

 尽きてしまった砂時計に。

 戦士たちの悲しみの銃口に。

 私の日記の、空白のページに。



 そして、みんなの、魂に。



 朗読が終わった途端、本格的なイントロが始まった。

 何かを予感させる旋律に合わせて、会長が、エマちゃんが、祭りの法被を着て褌を締めた放送部長が、チアリーディング部員たちが、拳を天に突き上げる。


 そして突然、音の洪水が押し寄せてきた。

 シンプルなメロディの、繰り返し。

 それを、毎年無理な予算を要求するブラスバンド部が。

 馬鹿のひとつ覚えのように「俺たちの表現」を繰り返したバンドマンたちが。

「やっぱりバンドなんて無理です」と泣きついてきたガールズバンドが。

 一斉に、音楽を奏で始める。


 チアリーディング部は思い思いに踊り、エマちゃんは舞台の上からみんなを睥睨する。

 水着姿の梓先輩はしゃもじを両手に踊り狂い、いつのまにかステージに上がっていた鴫原さんはステージの背景布にペンキで龍を描く。

 放送部長は褌一丁で駆けまわり、ときおり観客をステージに引っ張り上げる。


 一言で言えば、カオス。


 でもいつのまにか、グラウンドにいたみんなが、歌っていた。

 歌詞はない。ただメロディにあわせて、みんなが歌っていた。


 屋台で焼きそばを焼いていた生徒も。

 本部を守っていた執行部員も。

 粛々とゴミを回収し続けていた美化委員も。

 尊敬する部長の褌姿に、あっけにとられていた放送部員も。


 先生たちも、警備ボランティアに来てくれていた父兄の人たちも、昼に言われて夕方に駆けつけてくれた警備員さんたちも、たこ焼きを食べることも忘れたギベールさんも。


 そして、私も。


 いつの間にか、みんなが歌っていた。

 泣きながら、笑いながら、歌っていた。

 いつまでもこうして歌っていたい。そう思った。

 そう思いながら、歌い続けた。


 でも、そんな狂宴にも、終わりは来る。


 もう、この曲は終わる。

 そんな意識が全員に浸透した頃、会長がもう一度、マイクを掴んだ。


 大きく息を吸い込むと、叫ぶ。


          ■


      「一緒にやろうぜ!」


          ■


 ああ――


 私たちは、ここに、辿り着いたんだ。


 未来なんて、見せてもらわなくて、いい。


 ただ、一緒に、やりたかった。


 あなたと。

 みんなと。


 そんな未来が、ほしかった。


「一緒にやろうぜ!」

 みんなも、会長のコールに、レスポンスを返す。



       「一緒にやろうぜ!」



 みんなでそう叫び交わしつつ――前夜祭は、終わった。


渋さ知らズ「本多工務店のテーマ」

https://www.youtube.com/watch?v=AYt9Q-ZR9pM

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