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これまでのあらすじ&登場人物

【注】あらすじの内容は「だいたいあってる」レベルです。

■第5章「ユスティナの黙示録」のあらすじ


・学園サイド

 ワクワクドキドキ夏休み。高梨さんは執行部のお仕事に、オタ活動にと、夏を満喫。

 ところが夏休み入ってすぐ、憧れの星野先輩がトイレの個室でガチ系リストカット。高梨さんのとっさの機転で救出に成功したものの、星野先輩が妊娠していることを知ってしまいました。

 状況に狼狽する高梨さん、ともあれこのままでは一発退学間違いなしの星野先輩を守るため、またその星野先輩が事実上のボスだった執行部を守るため、活動を開始します。

「星野先輩がつきあっていたのは、大病院の院長先生。よって先輩を妊娠させたのも間違いなくその人」という妥当な推測をもとに、「なら院長先生を脅迫して味方につければいい」という実にユスティナ式の発想で、高梨さんは主にネットを駆使して院長先生の個人情報を割りまくり。


 一方同じ時期、高梨さんは何気なく向かった生徒会室で、さめざめと泣いている御木本会長に遭遇。なんのはずみか、二人は固く抱き合うと、キスしてしまいます。その抱擁とキスの感触は、高梨さんに「会長」=〈勇者〉という確信を抱かせるに十分でした。


 そうこうするうち、情報をたぐってたぐってつなぎあわせた高梨さんは、ついに院長先生に単独インタビューするチャンスを得ます。

 ところが院長先生、昔やらかした不倫問題で懲りたのか、パイプカット手術を受けているというお話。「星野先輩を孕ませたのが院長先生」仮説はこれにて崩壊。

 しかも院長先生が言うには、「深夜のICUで星野先輩とキスしていたのは、酔っ払った星野先輩が一方的にキスしていたから」というお話。実際、院長先生と星野先輩が男女のお付き合いをしていたという事実はなかった模様。


 それを聞いた高梨さん、自分がただの勘違いで、自分の初恋を始まる前に葬ったことに気づきます。

 もし、あのとき簡単に諦めていなければ、星野先輩がリスカするほど追い詰められる前に、支えてあげることもできたかもしれない。

 もし、あのとき簡単に諦めていなければ、星野先輩とイチャラブ生活が送れていたかもしれない。


 そんな後悔に塗れた高梨さんは、ついに最後の手段に出ます。


 それは、高梨さんのお母さんの遺題となった、「あらゆる暗号を解読する」とされる、通称「ユスティナの方程式」の解明。

 これがあれば、リスカ以降、心を閉ざしてしまった星野先輩の心を開くことも、できるはず。あるいはロザリンデと星野先輩の関係性を解明し、今度こそはロザリンデを救うこともできるはず。


 ……できるはず?


 かくして高梨さんの孤独な戦いが幕を開けるのでした。



・ユスティナサイド


みなさん「あたしらが死んだのは、なんもかんもユスティナが悪い」

ユスティナ「アッハイ……アッハイ……」


 やったね! 第5部完!




■主要登場人物一覧


高梨遙たかなし・はるか・女

 高等部1年。特待生。生徒会執行部所属(書記班)。

 少食で平坦。スペック的には相当すごいんだけど、周囲がチート級にすごすぎるせいで自己評価低め。

 本作の主人公。


御木本進みきもと・すすむ・男

 高等部3年。生徒会長。

 社交性にあふれた、リア充の鏡のような人気者。学内で彼の名を知らない生徒はいない。

 しかしその中身といえば、お調子者で、怠け者で、見栄っ張り。今日も「俺がやっておきます」と引き受けた仕事を、執行部員に悪気なく押し付ける。


星野静香ほしの・しずか・女

 高等部3年。生徒会執行部所属(執行部長・会計班長)。図書委員長。

 ほとんど万能に近い事務能力、圧倒的な学力、モデル並の美貌を兼ね備えた人物。モデルになるには低身長と平坦特性が玉に瑕か。基本的には無口な文学少女。

 高梨を後継者候補と考えているのか、何かと目にかけている。


館林梓たてばやし・あずさ・女

 高等部3年。生徒会執行部所属(会計班)。水泳部のエース。

 壊滅的な事務能力と味覚を誇る、執行部の癒し系お姉さん。

 恋の相談なら梓先輩に任せろ! でも金勘定をさせたら全員で残業必至だぞ!

 なおみんなが「梓先輩」と呼ぶので、苗字が館林だってことを忘れられがち。誰に忘れられがちかは特に秘す。


・千代・エマ・ボヴァルレ=シャルパンティエ(ちよ・-・-)・女

 高等部1年。高梨の同級生。今年度から高等部に転入した帰国子女。生徒会執行部所属(会計班)。盆栽部副部長。

 自分より成績が良かった高梨に一方的なライバル心を抱き、わざわざ生徒会室まで押しかけてきて高梨に果たし状を渡す(弁護士の協力により完璧な書類を作成、ついに果たし状は受理される)。

 最初の勝負であっさり高梨に負け、負けの対価として待望の執行部に入り、気がついたら高梨の親友ポジションをゲット。見た目よりずっとやり手の天才少女。作者的には当初ブルバキのメンバーにしたかったけど、よく調べてみたらブルバキっていまはほぼ活動してなかったのね……。


永末彩奈ながすえ・あやな・女

 中等部2年。生徒会執行部所属(書記班)。高梨の右腕。

 物好きにも御木本会長に恋心を抱いている。高梨と会長がつきあっているものと勘違いして「高梨先輩相手には勝てない」と落ち込んでいたが、交際の事実はないと聞き、心機一転会長を落とそうと息巻いている。




・ユスティナ(=高梨遙)・女

 元ノラド王国魔術親衛隊副隊長。

〈勇者〉と共に世界を変えるための旅に出てからは、プロ旅人となる。つまり無職。

 二つ名は「世界の破壊者」。戦略級火炎魔法しか使えないが、その威力は「地図を書き換える」レベル。彼女の魔術の前には、丘は消し飛び、できたクレーターは湖になる。

 なお、最も手加減した状態で、この有り様。「炎を操って湯を沸かす」的な器用さは皆無の、過ぎたるは及ばざるが如しを全力で体現したかのような魔術師。

 何の因果か現代日本に転生し、自分の正体を忘れたまま「高梨遙」として成長してきたが、このたび目出度く高梨がユスティナとして覚醒した。


・イリス・女

 世界が驚嘆する「万能の天才」。外見はいたって平凡な女の子なれど、その中身は世の大体のことに通暁する、超絶チート存在。

 その「天才」は学問や技術はもちろん、魔術にも及んでおり、従来は机上の空論とされてきた極めて複雑な複合魔術を難なくこなす。

 しかしながら本人は基本、飽き性なので、「人生捨てて○○に打ち込みました」系の人と、その領域で勝負すると、意外とあっさり負ける。つまりユスティナと火炎魔法勝負すると、たぶん、負ける。

 もっとも「なんでもあり」の実戦をやったとしたら、双眼鏡レベルで視覚を強化したイリスが、超長距離から魔法で狙撃でゲームセット。この柔軟性が天才の天才たる所以。


・アイリス・女

 護衛戦士。イリスの姉。

 戦士としての腕前は確かで、イリスが魔術を完成させるまでの間、確実に彼女を守るだけの能力がある。弓の腕前にも優れ、敵対的な魔法使いに対しては、魔法を完成させる前に射殺すことができる。

 幼いころは世界級の天才である妹ばかりがちやほやされ、またその妹の「姉」という立場のプレッシャーゆえに荒れていたこともあったが、ある事件を境に「妹を守る」ために人生のすべてを注ぎ込むことを決意、今に至る。


・ロザリンデ・女

 クルシュマン伯爵家最後の正統な継承者。

 ワールドレコード級の美貌の持ち主で、弁舌や社交に優れ、外交の場で必要な知識も詰め込んだ、交渉のために生まれてきたような人物。クルシュマン家は歴史ある名家で、その名前だけでも交渉のカードにできるクラスだが、数世代前に仕える主君を失い、現状ではロザリンデの世代より後ろに後継者がいないのが、数少ない弱点か。

 なおクルシュマン家に伝わる秘術(ないし体質)により、ロザリンデの周囲最大7mでは一切の魔法を機能させなくすることができる。魔術で作られたものも分解されてしまう(例えば魔術で巨大な岩をロザリンデの頭上に作っても、無効化ゾーンに入ったとたんに消滅してしまう)ので、彼女を魔術でなんとかするには、ピタゴラスイッチ的な何かが必要。


・カヤ・女

 ノラド王国の名門貴族、シャハト家の2女。生まれつき全盲だが、苦労して精神系の魔術を習得、学院で導師号を獲得している。

 ノラド軍時代のユスティナの、副官だった。ユスティナは彼女の卓越した精神魔術を利用し、「カヤと知覚を共有することで、カヤの精神魔術が知覚しているターゲットに魔術を投射する」という、間接投射の技法を編み出す。

 この間接投射によって、ユスティナの部隊は赫々たる戦果を上げるが、本国に休暇移動中を待ち伏せされ、部隊ごと壊滅。カヤは戦死する。死後、ノラド王国から王国騎士章を授与された。


・ミラ・女

 ユスティナの、魔術学院時代の先輩。無能を装うことで本国での政治闘争から逃れ、学院で「社会科学」と呼ぶべき新しい学問領域の研究に勤しんでいた。

 ユスティナのことを目にかけ、親しい付き合いとなる。

 卒業に際し、「間違いなく国力を増大させる」理論を携え本国に帰還、ユスティナを宮廷魔術師として雇用する約束だったが、卒業式の夜にその才能を恐れた本国筋が差し向けた暗殺者によって殺される。


・〈勇者〉・男

 自分の前世を思い出し過ぎている高梨遙が、唯一その名前を思い出せない存在。少なくともユスティナ・イリス・アイリス・ロザリンデと結婚している。

 能力的には「弱い」の一言。これという特殊能力も持たないっぽい。

 とはいえ世界が嫉妬する能力を持つ4人の女性を、妻として娶り、また仲間として率いるに至ったのだから、それこそが特殊能力と言えるかもしれない。

 ユスティナには「この世界を変え、よりよい未来を作る」ことを約束している。その可能性については未知数だが、このメンツ集めておいて、その程度のことができないとなったら、爆発しろなんてレベルじゃないですね。そうですね。

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