表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/85

ここまでのあらすじ&登場人物

あらすじその他は「だいたいあってる」レベルです。

なお本日2度めの更新です……と思ったら3度目でした。あるある。

■第4章「ユスティナ年代記」のあらすじ


・学園サイド

 中間テストで学年1位を取ってエマちゃんとの勝負に勝った高梨さん、ルールどおりエマちゃんは執行部に入ります。憧れの生徒会入りできたエマちゃんはすっかりご機嫌、高梨さんとの仲も急激に改善。お、いい脚韻。

 一方で高梨さんは、これまでの「記録」をもとに、ひとつの重大な仮説を立てます。それは、ユスティナたちが一緒に旅していた〈勇者〉は、現代人が異世界に転生した人物ではないかという、これが「なろう」で連載してる小説じゃなきゃご都合主義すぎてぶん殴られそうな仮説。しかし、悲しいことにこの仮説、わりと筋が通ります。

 その仮説のせいなのか、またしても倒れてしまった高梨さんは救急車で病院に。病院での検査結果はいつも通りの異常なし、でしたが、念のため入院を命ぜられます。

 しかるに入院中、コーヒーを買いに夜の病院を徘徊していた高梨さん、なぜかそこで星野先輩を目撃します。しかも星野先輩、病院の院長先生(推定50代後半~60代)としっかり抱き合って、接吻まで!

 それを見て、ようやく自分が星野先輩に恋していたことを自覚した、高梨さん。でも当然ながら星野先輩を院長先生から寝取る発想も根性もなく、ここに見事、初恋は終了とあいなりました。諦めたら試合終了ですよというものの、試合すら始まってねえよ。

 代わりに高梨さん、翌日に髪を切って眼鏡デビューしましたが、エマちゃんに「コスプレ登校とはさすが本場ですわ!」と超勘違いされて落ち込みます。ちっちぇえ。

 その後、期末試験に向けてエマちゃん強化大勉強会を開催。勉強会は生徒の間で評判になって、どんどん会は大きくなります。おかげで高梨さん、ユスティナのことを思い出す暇もなく、毎日充実した学園生活をエンジョイ。

 期末試験後の打ち上げで、エマちゃんが「イリス」という痛いハンドルネームの謎の天才に憧れていますのと告白、梓先輩がその人物が誰かを特定したりもしましたが、特に大きな波乱もなく。高梨さんが初めての管理責任者となった演劇鑑賞会も無事終わって、いよいよ夏休み。

 高梨さんの青春の謳歌はこれからだ!


・ユスティナサイド

ユスティナ「――あの。〈年代記〉ってあるから、子供の頃の記憶とか、いろいろ資料を用意しておいたんですけど……私、出番、ほぼなかったd



やったね! 第4部完!




■主要登場人物一覧


高梨遙たかなし・はるか・女

 高等部1年。特待生。生徒会執行部所属(書記班)。

 少食で平坦。スペック的には相当すごいんだけど、周囲がチート級にすごすぎるせいで自己評価低め。

 本作の主人公。


御木本進みきもと・すすむ・男

 高等部3年。生徒会長。

 社交性にあふれた、リア充の鏡のような人気者。学内で彼の名を知らない生徒はいない。

 しかしその中身といえば、お調子者で、怠け者で、見栄っ張り。今日も「俺がやっておきます」と引き受けた仕事を、執行部員に悪気なく押し付ける。


星野静香ほしの・しずか・女

 高等部3年。生徒会執行部所属(執行部長・会計班長)。図書委員長。

 ほとんど万能に近い事務能力、圧倒的な学力、モデル並の美貌を兼ね備えた人物。モデルになるには低身長と平坦特性が玉に瑕か。基本的には無口な文学少女。

 高梨を後継者候補と考えているのか、何かと目にかけている。


館林梓たてばやし・あずさ・女

 高等部3年。生徒会執行部所属(会計班)。水泳部のエース。

 壊滅的な事務能力と味覚を誇る、執行部の癒し系お姉さん。

 恋の相談なら梓先輩に任せろ! でも金勘定をさせたら全員で残業必至だぞ!

 なおみんなが「梓先輩」と呼ぶので、苗字が館林だってことを忘れられがち。誰に忘れられがちかは特に秘す。


・千代・エマ・ボヴァルレ=シャルパンティエ(ちよ・-・-)・女

 高等部1年。高梨の同級生。今年度から高等部に転入した帰国子女。生徒会執行部所属(会計班)。盆栽部副部長。

 自分より成績が良かった高梨に一方的なライバル心を抱き、わざわざ生徒会室まで押しかけてきて高梨に果たし状を渡す(弁護士の協力により完璧な書類を作成、ついに果たし状は受理される)。

 最初の勝負であっさり高梨に負け、負けの対価として待望の執行部に入り、気がついたら高梨の親友ポジションをゲット。見た目よりずっとやり手の天才少女。作者的には当初ブルバキのメンバーにしたかったけど、よく調べてみたらブルバキっていまはほぼ活動してなかったのね……。


永末彩奈ながすえ・あやな・女

 中等部2年。生徒会執行部所属(書記班)。高梨の右腕。

 物好きにも御木本会長に恋心を抱いている。高梨と会長がつきあっているものと勘違いして「高梨先輩相手には勝てない」と落ち込んでいたが、交際の事実はないと聞き、心機一転会長を落とそうと息巻いている。




・ユスティナ(=高梨遙)・女

 元ノラド王国魔術親衛隊副隊長。

〈勇者〉と共に世界を変えるための旅に出てからは、プロ旅人となる。つまり無職。

 二つ名は「世界の破壊者」。戦略級火炎魔法しか使えないが、その威力は「地図を書き換える」レベル。彼女の魔術の前には、丘は消し飛び、できたクレーターは湖になる。

 なお、最も手加減した状態で、この有り様。「炎を操って湯を沸かす」的な器用さは皆無の、過ぎたるは及ばざるが如しを全力で体現したかのような魔術師。

 何の因果か現代日本に転生し、自分の正体を忘れたまま「高梨遙」として成長してきたが、このたび目出度く高梨がユスティナとして覚醒した。


・イリス・女

 世界が驚嘆する「万能の天才」。外見はいたって平凡な女の子なれど、その中身は世の大体のことに通暁する、超絶チート存在。

 その「天才」は学問や技術はもちろん、魔術にも及んでおり、従来は机上の空論とされてきた極めて複雑な複合魔術を難なくこなす。

 しかしながら本人は基本、飽き性なので、「人生捨てて○○に打ち込みました」系の人と、その領域で勝負すると、意外とあっさり負ける。つまりユスティナと火炎魔法勝負すると、たぶん、負ける。

 もっとも「なんでもあり」の実戦をやったとしたら、双眼鏡レベルで視覚を強化したイリスが、超長距離から魔法で狙撃でゲームセット。この柔軟性が天才の天才たる所以。


・アイリス・女

 護衛戦士。イリスの姉。

 戦士としての腕前は確かで、イリスが魔術を完成させるまでの間、確実に彼女を守るだけの能力がある。弓の腕前にも優れ、敵対的な魔法使いに対しては、魔法を完成させる前に射殺すことができる。

 幼いころは世界級の天才である妹ばかりがちやほやされ、またその妹の「姉」という立場のプレッシャーゆえに荒れていたこともあったが、ある事件を境に「妹を守る」ために人生のすべてを注ぎ込むことを決意、今に至る。


・ロザリンデ・女

 クルシュマン伯爵家最後の正統な継承者。

 ワールドレコード級の美貌の持ち主で、弁舌や社交に優れ、外交の場で必要な知識も詰め込んだ、交渉のために生まれてきたような人物。クルシュマン家は歴史ある名家で、その名前だけでも交渉のカードにできるクラスだが、数世代前に仕える主君を失い、現状ではロザリンデの世代より後ろに後継者がいないのが、数少ない弱点か。

 なおクルシュマン家に伝わる秘術(ないし体質)により、ロザリンデの周囲最大7mでは一切の魔法を機能させなくすることができる。魔術で作られたものも分解されてしまう(例えば魔術で巨大な岩をロザリンデの頭上に作っても、無効化ゾーンに入ったとたんに消滅してしまう)ので、彼女を魔術でなんとかするには、ピタゴラスイッチ的な何かが必要。


・カヤ・女

 ノラド王国の名門貴族、シャハト家の2女。生まれつき全盲だが、苦労して精神系の魔術を習得、学院で導師号を獲得している。

 どうやらノラド軍時代のユスティナの、副官だった模様。


・〈勇者〉・男

 自分の前世を思い出しつつある高梨遙が、唯一その名前を思い出せない存在。少なくともユスティナ・イリス・アイリス・ロザリンデと結婚している。

 能力的には「弱い」の一言。これという特殊能力も持たないっぽい。

 とはいえ世界が嫉妬する能力を持つ4人の女性を、妻として娶り、また仲間として率いるに至ったのだから、それこそが特殊能力と言えるかもしれない。

 ユスティナには「この世界を変え、よりよい未来を作る」ことを約束している。その可能性については未知数だが、このメンツ集めておいて、その程度のことができないとなったら、爆発しろなんてレベルじゃないですね。そうですね。

もしかすると第5部開始まで、少し時間があくかもしれません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ