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ここまでのあらすじ&登場人物

あらすじその他は「だいたいあってる」レベルです。

なお本日2度めの更新です。

■第2章「ユスティナ物語」のあらすじ


・学園サイド

 平和な日本で育った自分が、核攻撃並みの広域破壊魔法が使えることに、ある日突然気づいてしまった高梨さん。

 どうやら自分が異世界から転生してきた魔法使いだということに思い当たります。

 使える魔法は全部戦略兵器級、これアカンやつやってなった高梨さん。


「ユスティナ使えねえ」と放置を考えるものの、このままだと現代日本で今まで生きてきた「高梨遙」の記憶と、異世界で魔法使いやってた「ユスティナ」の記憶が混じって電波ガールになっちゃう危険性に思い至りました。


そこで高梨さんは、生徒会執行部のいろんなお仕事の傍ら、「ユスティナ」の記憶をノートに記録していくことにしたのでした。

高校生にもなって黒歴史ノートの再生産を始めた高梨さんの、明日はどっちだ!




・ユスティナサイド

 漠然とした記憶を思い出していくと、とりあえず一緒に旅をしたのは合計で5人だったことを思い出した高梨さん。

 それぞれがだいたいどんな人かは↓をみてもらうとして、ユスティナたちの冒険は、なにやら結構面倒くさい感じ。

「世界の危機に立ち向かう」はずが、国際政治に首を突っ込み、同じ人類が占領してる城を落とす方向で話が進みます。

 目指すは人類の生存を脅かす魔族との最前線に立つヴェスダ城。この城を守る人たちは、長い年月のうちに腐敗して(政治・倫理的にやで! “腐”に脊髄反射、よくないで!)、なんと魔族と交易までしていた始末。


ヴェスダ城を落とすべく集まった軍隊のリーダーが「談合はアカンやろ」と脅すと

 ↓

お城の人たちは「証拠、見せてみいや!」と息巻きます

 ↓

「吐いたツバ飲むんやないで」と証拠見せました

 ↓

「知らねーし! 俺ら関係ねーし!」とチーム・ヴェスダ城、居直り

 ↓

「嘘つくと神様怒るで、お前ら死んだで、奇跡あるで」

 ↓

「奇跡とかwwwwwwあるwwwwwはずwwwwないwwwwww」

 ↓

ユスティナ「魔法ならあるで」→城大炎上




やったね! 第2部完!




■主要登場人物一覧


高梨遙たかなし・はるか・女

 高等部1年。特待生。生徒会執行部所属(書記班)。

 少食で平坦。スペック的には相当すごいんだけど、周囲がチート級にすごすぎるせいで自己評価低め。

 本作の主人公。


御木本進みきもと・すすむ・男

 高等部3年。生徒会長。

 社交性にあふれた、リア充の鏡のような人気者。学内で彼の名を知らない生徒はいない。

 しかしその中身といえば、お調子者で、怠け者で、見栄っ張り。今日も「俺がやっておきます」と引き受けた仕事を、執行部員に悪気なく押し付ける。


星野静香ほしの・しずか・女

 高等部3年。生徒会執行部所属(執行部長・会計班長)。図書委員長。

 ほとんど万能に近い事務能力、圧倒的な学力、モデル並の美貌を兼ね備えた人物。モデルになるには低身長と平坦特性が玉に瑕か。基本的には無口な文学少女。

 高梨を後継者候補と考えているのか、何かと目にかけている。


館林梓たてばやし・あずさ・女

 高等部3年。生徒会執行部所属(会計班)。水泳部のエース。

 壊滅的な事務能力と味覚を誇る、執行部の癒し系お姉さん。

 恋の相談なら梓先輩に任せろ! でも金勘定をさせたら全員で残業必至だぞ!


・千代・エマ・ボヴァルレ=シャルパンティエ(ちよ・-・-)・女

 高等部1年。高梨の同級生。今年度から高等部に転入した帰国子女。

 自分より成績が良かった高梨に一方的なライバル心を抱き、わざわざ生徒会室まで押しかけてきて高梨に果たし状を渡す(なお書類不備にて未遂)。



・ユスティナ(=高梨遙)・女

 元ノラド王国魔術親衛隊副隊長。

〈勇者〉と共に世界を変えるための旅に出てからは、プロ旅人となる。つまり無職。

 二つ名は「世界の破壊者」。戦略級火炎魔法しか使えないが、その威力は「地図を書き換える」レベル。彼女の魔術の前には、丘は消し飛び、できたクレーターは湖になる。

 なお、最も手加減した状態で、この有り様。「炎を操って湯を沸かす」的な器用さは皆無の、過ぎたるは及ばざるが如しを全力で体現したかのような魔術師。

 何の因果か現代日本に転生し、自分の正体を忘れたまま「高梨遙」として成長してきたが、このたび目出度く高梨がユスティナとして覚醒した。


・イリス・女

 世界が驚嘆する「万能の天才」。外見はいたって平凡な女の子なれど、その中身は世の大体のことに通暁する、超絶チート存在。

 その「天才」は学問や技術はもちろん、魔術にも及んでおり、従来では理論の上にしかあり得なかった、極めて複雑な複合魔術を難なくこなす。

 しかしながら本人は基本、飽き性なので、「人生捨てて○○に打ち込みました」系の人と、その領域で勝負すると、意外とあっさり負ける。つまりユスティナと火炎魔法勝負すると、たぶん、負ける。

 もっとも「なんでもあり」の実戦をやったとしたら、双眼鏡レベルで視覚を強化したイリスが、超長距離から魔法で狙撃でゲームセット。この柔軟性が天才の天才たる所以。


・アイリス・女

 護衛戦士。イリスの姉。

 戦士としての腕前は確かで、イリスが魔術を完成させるまでの間、確実に彼女を守るだけの能力がある。弓の腕前にも優れ、敵対的な魔法使いに対しては、魔法を完成させる前に射殺すことができる。

 幼いころは世界級の天才である妹ばかりがちやほやされ、またその妹の「姉」という立場のプレッシャーゆえに荒れていたこともあったが、ある事件を境に「妹を守る」ために人生のすべてを注ぎ込むことを決意、今に至る。


・ロザリンデ・女

 クルシュマン伯爵家最後の正統な継承者。

 ワールドレコード級の美貌の持ち主で、弁舌や社交に優れ、外交の場で必要な知識も詰め込んだ、交渉のために生まれてきたような人物。クルシュマン家は歴史ある名家で、その名前だけでも交渉のカードにできるクラスだが、数世代前に仕える主君を失い、現状ではロザリンデの世代より後ろに後継者がいないのが、数少ない弱点か。

 なおクルシュマン家に伝わる秘術(ないし体質)により、ロザリンデの周囲最大7mでは一切の魔法を機能させなくすることができる。魔術で作られたものも分解されてしまう(例えば魔術で巨大な岩をロザリンデの頭上に作っても、無効化ゾーンに入ったとたんに消滅してしまう)ので、彼女を魔術でなんとかするには、ピタゴラスイッチ的な何かが必要。


・〈勇者〉・男

 自分の前世を思い出しつつある高梨遙が、唯一その名前を思い出せない存在。少なくともユスティナ・イリス・アイリス・ロザリンデと結婚している。

 能力的には「弱い」の一言。これという特殊能力も持たないようだ。

 とはいえ世界が嫉妬する能力を持つ4人の女性を、妻として娶り、また仲間として率いるに至ったのだから、それこそが特殊能力と言えるかもしれない。

 ユスティナには「この世界を変え、よりよい未来を作る」ことを約束している。その可能性については未知数だが、このメンツ集めておいて、その程度のことができないとなったら、爆発しろなんてレベルじゃないですね。そうですね。


GW中の更新は以上となります。皆様、よい休暇を!

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