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詩集:女性シンガーの3

作者: 歌川 詩季
掲載日:2026/09/07

 こんな漢字、読めません。

 こたえは本文に。

 解釈ひとつで どっちにころんだかの結果論

 そんな正義になど価値はあるまいが

 罰を受けるまでは(のが)れておける罪に

 ひとは枕を高くするのです


 自己嫌悪をエクササイズにして

 恥を()るのもいい薬かと

 厚くなるばかりのつらの皮

 つねりあげながら(なじ)ってやりました


 うしろめたさをおんぶしたままで

 砂漠じみたアスファルトを歩くのは

 (こぶ)を背負って月明かりのシャワーを浴びる

 金色(こんじき)に揺らいだ駱駝(らくだ)のようだ



 公爵ひとりが どっちにつくのかでお家騒動

 身辺整理をとか最早(もはや) 手遅れだ

 (ろく)()めるうちはお好きになさればいい

 ()ずは()きっ腹を満たしましょう


 自己憐憫(れんびん)はトッピングにして

 (おの)を磨けばいい(やすり)かも

 (ほお)()りも拒んだ(さめ)の肌

 撫でてみせたならてのひら ずる()けた


 うしろ暗さに後光(ごこう)が差しても

 賭博めいた運試しを選ぶのは

 (やぶ)をつついて山楝蛇(やまかがし)の毒牙にかかる

 悪食(あくじき)を極めた土竜(もぐら)(ごと)

 山楝蛇(やまかがし)も読めない。


挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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