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天魔帰還  作者: サツネ
2/2

友達

在天は謎の小屋へ案内された。そこには謎の机とたくさんの薬のようなものが置いてある。何をされるのかは考えるまでもない

「おい、まずはそこへ寝転べ。」

そう言われ在天は寝転ぶと拘束された

「まずはこの志木目草を注入する。結果は3時間後にわかるはずだ。お前はここでこいつを見張ったけ。」

「わかりました!鬼夜叉様!」

(何?志木目草だと?まさかこいつらキョンシーでも作ろうとしているのか?)

志木目草は普通は怪我をしたところに貼ることで早く治療することができるものである。しかしその再生力は恐ろしく体内に直接入れすぎると死んでしまうが、それに耐えるとキョンシーとなる基盤を完成させることができると毒蛇家では予想している。

(くそ!毒を飲まされると思っていたからこんなことは予想できていなかった!)

一週間前

(毒を無効化あるいは弱体化させるには万毒不侵とまではいかなくても百毒不侵にまでなればある程度は解決できるはずだ。だがそのためには一流の境地になる必要があるあと何日で俺の番になるかもわからないから早めに達成しないとだかどうする?まだこの体は武功なんて習ったことない...ん?いやよく調べるとこの体天賦之体じゃないか!?これなら再び前の境地になるのに最高でも5年でなれるぞ!?いけるかもしれん。俺の天魔呼吸法とこの天賦之体を駆使すれば3日で一流になることも夢ではない!)

そうして3日という予想をこえ2日で一流の境地になるというバケモノのような早さで成長したが、実際に飲んだのは毒なんかではなく志木目草。このままではキョンシーの土台となり毒蛇家に一流のキョンシーという最高の検体を与えてしまう!

(くそ!どうする?こうなったら志木目草を受け入れるんじゃなくて飲み込んでやる!俺の使った天魔呼吸法はもともと荒々しいのが特徴だ!こんな志木目草ごとき!飲み込んでやる!早く、そしてもっと速くこの志木目草という名の毒を全身に組み込むんだ!)

「うわぁぁぁぁあ!!」

そうして在天は志木目草を取り込むことに成功して絶頂間近まで境地を上げることができた。そして、毒蛇家からしても志木目草の注入に成功したためお互いにいい結果となったが在天が一流だとは知り得なかった...

「お前よくやった。じゃあ次は家主様のいるところへ行け。そこで新たな施しを受けろ。」

コクコク

在天は頷いて鬼夜叉の部下らしきものについて行った

が、これはチャンスだった

施設から家主がいる場所まで2キロは離れているこれは逃げられるかもしれないからだ。

(こいつもおそらく一流。俺と同じくらいなはず...経験の差と体格の差で五分五分といったところか...だが、家主のところにいけば逃げるチャンスはなくなる。ここは賭けにでるしかない!)

その瞬間在宅は相手に強烈なパンチを喰らわせたが、あまりきいていなかった

(くそ、やはりこっちが若干不利か?内功の差はそんな簡単に埋められないか...)

「おいてめぇ!なにしやがる!殺されてぇのか!?」

「殺せるなら殺してみろよ!俺は大事な大事な実験体だぞ?殺したらどうなるかくらいわかるよなぁ?」

そういうと部下の男は挑発にのり

「てめぇ!!ボコボコにしてやる!」

理性を失った部下は闇雲に走ってきて殴る蹴るをするだけ。 

(だか、こいつの動き速すぎる!しかも内功が有り余ってんのか一回でも当たれば意識を失うほどの重症になるのは目に見えている!くそ!どうする!)

「助けてあげようか?」

そう綺麗な声が聞こえてそちらを向くと青髪のなんだか死神のような女の子がいた

が、それに気を取られて一瞬の隙を許してしまった

「やばい!」

やられると思って防御体勢に入ろうとしたが次の瞬間には相手はやられておりその女の子が撃退していた

(な、なにが起こったんだ?この女の子がやったとでも言うのか?まだ年も2歳ほどしかかわらないように見えるが...)

「ん!お礼は?」

「へ?」

「助けてあげた。お前は私の奴隷なる!」

(こ、こいつ頭がおかしいのか?なんで出会うやつみんなやばいやつなんだ?)

「そっちが勝手に助けたんだろ!」

「ん、それもそう。でも助けたのは事実。助けたらその相手は奴隷になるってお母さんが言っていた!」

「んなわけあるか!」

(くそ!こいつも敵かよ!しかもあの部下の何倍も強いぞこれ!だが見た感じバカっぽいし、上手く言いくるめれば仲間にできるかもしれない...?)

「おい!お前!助けたやつを奴隷にするよりもいい方法があるのを知っているか!」

「奴隷にするよりいい方法?なんだ!教えろ!」

(これはいけそうだぞ?)

「それは友達になることだ!」

「友達?」

「そうだそうすればお前が危険になったら俺が助けてやることもできるぞ!」

「奴隷は助けてくれるだろ?」

「奴隷は主人が危険になったらチャンスだと言って逃げるのが普通なんだ。だが、友達は違う互いを助けら必要があるからお前も安全だぞ!」

「でも、お前弱い。ん!やっぱり奴隷がいい!でも奴隷だと助けてもらえない。どうしたらいい?」

「俺が強くなればいいんだろ?なら2ヶ月だけ友達になってみないか?そうしたら俺がお前より強くなってみせる!」

「ん!生意気!でもそうなったら友達になったほうがいいかも。ん!友達になる!お前名前は?」

「俺の名前は在天だ。よろしくな。」

(よし!バカで助かったぜ。こいつといれば運気調息中も守ってくれるかもだしな!)

「ん!在天、私は雪綺。よろしく。」

誤字脱字があったら教えてください

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