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天魔帰還  作者: サツネ
1/2

天魔

この武林の世界には5つの勢力が存在している

皇帝率いる皇軍

正派の象徴武林盟

その反対邪派連盟

魔教から派生した血魔神教

そして最も勢力の強い天魔神教 

そしてそれぞれのトップを合わせて天下五代達人と呼ばれているがその中でも天魔は格別であった

しかしそんな天魔も天命には逆らえなかった...

(私は強くなれたのだろうか...この代々受け継がれてきた天魔神教をさらに立派にできただろうか...そして我が息子である周蘭を強くすることはできたのか...あぁ、結局のところ最強になっても天命には逆らえないのか...あとは任せたぞ周蘭)

そう言って第十三代天魔・在天は息を引き取った











ぉぃ!

ぉぃ!

おい!お前!起きろってば!何してんだよ!

(ハッ!一体何が起こっているんだ?私は死んだはずじゃ?しかもこの目の前にいるジジイは誰だ?丐幇かそれとも下五門なのか?それにしても汚いジジイだな?)

「おい!お前!何をぼさっとしている!早くこの馬車の中に乗り込め!」

(この私に命令だと?怖いもの知らずもいたものだ)

「おい!そこのくそジジイ誰にものを言っている。私は第十三代天魔であるぞ!」

(ふん。これでもうなにも言わんだろ)

「はぁ?何言ってんだこのクソガキもういいぶん殴ってやるからな!」

(はぁ。やれやれ仕方ないちょっと痛い目に遭ってもらうとするか)

グシャグチャ

そんな音が聞こえた時にはもう遅くボコボコにされてしまっていた

(くそ...いったい何が起こっているんだ?こんな盗賊のような奴ごときにやられるとは...)

そうして在天は気を失った




目を覚ますと馬車の中でどこかへと運ばれていた

(くそ!あのジジイ何もんだ?それよりあんなただのパンチごときなぜ避けられなかったんだ?ん?それよりになんか目線がおかしいぞ?あれ?手も足もなにもかもが小さい...ま、まさかこれは正派の少林寺のハゲどもが言っていた輪廻転生とか言うやつなのか?いやそれにしては昨日の記憶がないし、転生とは少し違うのか?いや、それよりもまずは状況を確認せねば...幸い他にもたくさん乗ってる子供がたくさんいるからな)

「なあ、そこのお前。」

「え?ぼ、僕?」

「あぁ。お前だ。この馬車やあのジジイ達について何か知っていることはないか?」

「え?君知らないの?あれは魔教が人材を確保するために子供をさらってる魔人だよ。最近正派ではそれが問題になってるって有名なのに。君どこから来たの?」

「あ、えっと俺は東方からきたから...それより魔教が人材を確保するためにそんなことをしてるだって?最強の魔教がなぜそんなことを?」

「はぁ?何を言ってるんだい?最強は武林盟だろ?それに魔教なんか最弱の集団じゃないか。」

(はぁ!?この俺がいた魔教が最弱だと!?まさかこいつ頭がおかしいのか!?もういいわ、こいつはダメだ)

「そうか、わかった」

(わかったことを整理すると私は転生らしきものをしてこの小僧の体に入ったこと。そして今は魔教に向かっていること。最後にこれは嘘だと思うが、魔教が最弱になってしまっていること。これは実際に見て確かめるしかない...)

そうして馬車に揺れること2時間。天魔神教とデカデカと書かれた門が見えてきたが、

(なんだあれは!文字が全部木になっているではないか!前までは全て金でできていたというのに!?)

そうして魔教に入ると人はそこそこいるが昔ほど賑わっておらず道路も舗装されていなかった

(これは...本当に魔教が衰退してしまったとでもいうのか...)

そうしてついたのが魔教の3代家門の1つ毒蛇家についた。

「おい!お前ら降りろ!」

そうして降ろされた子供達は男子と女子に分けられた。

「男子は向こうの施設へ送る!そして女子はこのまま毒蛇家の家主様の元へ送る!さぁ、さっさと歩け!」

そうして在天はなぞの施設へと送られた。

そこでは毎日1人ずつどこかへ送られて誰も戻ってこなかった。おそらく解放されたのではなく殺されたのだろう

(これはおそらく毒の実験施設か?俺が天魔である時に毒なんか狡い手は嫌いだから全ての施設を潰したはずなんだが...まさか復活していたとは...というかそもそも今は俺が死んでから何年経っているんだ?いや、今はそんなことよりなんとかして毒の実験を耐える準備をしなくては。毒に耐えることができれば待遇が少しはよくなるはずだからな。そしていつかこの施設をぶっ潰してやる!)

そうして在天は毒に耐えるための対策を考えた

そしてついに在天の番がきたのだった

「おい!そこのお前ついてこい!」

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