勇者第一話 転生
勇者編です。こっちを主に、クラスメイトを登場させようかな。
僕は学校で授業を受けていた。何の授業かと聞かれるとすぐには思い出せない。大事な授業じゃなかったしね。僕はノートに問題を書いていたと思う。みんな集中していたのかな、でも寝ている奴もいた。僕はクラスメイトの名前を思い出せない。あぁ記憶が曖昧だな。そうだな、今は思い出せないだろう。今僕は2歳なのだから。
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僕の記憶がはっきりとし始めたのは、2歳になった時だと思う。正直焦った。授業を受けていたら、急に寝ていたんだから。そして目の前には、美しい女性。みた瞬間にわかった。この人がお母さんなんだなと。髪の毛を見た瞬間、ここは日本ではないと思った。髪色が赤色だったから。お母さんの隣にいる人がお父さんなんだろう。髪の色は黒だった。でも日本人じゃないな絶対に。目の色が特徴的だったからだ。お母さんは、青。お父さんは緑色だった。かっこいい。そんな事を考えていたら眠ってしまった。
〜翌日〜
おはよう。赤ちゃんの朝は早い。2歳は赤ちゃんじゃないか。まあ良い。僕はこの世界が異世界と確信した、出来事が起きた。
お父さんだ。最初見た時、お父さんは細いなと思った。でも腰に杖みたいなものが飾ってあった。何に使うのだろうと思っていたら、お父さんは、庭に出て的なようなものに、火のボールを当てていた。
俺は火のボールを見たことがあった。異世界転生とかで有名なファイヤボールらしきものだったからだ。
僕は詠唱を唱えて言ってるのかなと思っていたら、違ったのだ。
お父さんは、魔法陣みたいなを床に作りそこから火のボールが出ていたのだ。
どうやって作ったのかは知らない。見れなかったからだ。
僕は不安だった。急に知らない親と一緒に過ごして、魔法を使っている。幻覚だとか、夢だと思ったがこの2年で生きていたのは事実だ。
だから、僕はこの世界では絶対に生きようと思ったし、授業中だったことから、クラスメイトが居るかもしれないという希望を持って生きていこうと思う。
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僕の名前はアレクらしい。2年は生きていると名前ぐらいは聞くと思うけど。覚えてなかった。お母さんは、キサラ。お父さんは、ナタリファだった。
僕の住んでいるところは、村だった。
カテラスナ王国の辺境地域というものらしい。
ざっくり言うと田舎だ。
お母さんの仕事は、専業主婦だった。
前までは、冒険者やってたとか言ってたけど嘘だろう。
僕が信じない理由がある。お母さんは弱い。
この世界は剣術、魔術を使っている。
なのにお母さんは、どちらも下手くそなんだ。けど、回復魔法は上手いらしい。
剣術はいろいろな流派があるらしいが、教えてくれなかった。
お父さんは、魔術師だ。
この地域を守っている、魔法騎士団に所属している。
かっこいい名前だけど、自衛団なものだと言っていた。
けどお父さんは強い。魔法騎士団の中でも上位に食い込む、実力者らしい。
僕も将来、お父さんみたいな強い魔術師になりたいなと思っている。