第四話 意外にうまい
サボってしまった。
誤字脱字があったら教えてくれると、嬉しいです。
ふーむ。
まあ結果としては、美味しくない。
別にうまさとか求めないようにしたし。途中から。
でもさこれはあかんやろ。
俺は自分の口に目をやった。そこには、ドロドロに溶けた口があったのだ。こんな口になるまでの経緯を話そうと思う。
いっただきまーす!!!と言った俺はお腹が減ったのもあり、無我夢中に食った。それはもうやばいぐらいに食らいついた。俺のことを見た人がいたのなら、通報するぐらいに、食らいついていた。
でも何も感じていないわけではないぜ。
あれー?口がヒリヒリするぞー?ぐらいの感覚はあった。
そこで止めとくべきだった。何だろな、この体になってから食欲が増えた気がする。口が溶けてもなお、お腹がぐうぐういってるし。
後、多分だけど痛覚も弱いと思う。本来なら泣き叫んでいるはずなのに、ヒリヒリぐらいだし。
[酸耐性]も関係あるのかな?今3レベだし。
回復系のスキルもほしいなー。
今ここでヘニャヘニャしてても無意味だな。取り敢えず出口目指して歩くか。
〜体感10分後〜
10分歩いても、出口が見えないぞ。お先真っ暗ってわけだ。引き返した方がいいのかな。いや、ヘニャヘニャしないって決めただろ。次言ったら殴ろ。手が届かないけど。
まあ、進展がなかったわけではない。[酸耐性]がレベル5になった。この10分間ずっと口がドロドロしていたから、スキルが上がったわけか。まあレベルが上がった代わりに、口が消えた。穴が空いてる感じ。後壁とか床、天井をずっと鑑定していたらレベルが4になった。4になった時、自分に鑑定してみた。
『種族レッサーコクロッチ』
名前無し
レベル3
と出た。レベル3かー。いやまあ分かってましたけど。レベル上がったら、回復するしな。早くイモムシ倒したいぜ!名前が無しなのは意味あるのかな?ただ単に親からの名付けで表示されるのか。はたまた、魔力?みたいなのを消費して、名付けるのかな?今は関係ないか。
〜また10分後〜
[酸耐性]はレベル6になった。上がりが悪くなってる気がする。[鑑定]なんて上がってないし。やばい!
口がヒリヒリじゃなくて、チクチクしてきた。やばい!やばい!そろそろ本気で死ぬ!スピードアップしなきゃ、こんなところで死ぬなんて、俺は嫌だ!!!
〜3分後〜
!?
前方にイモムシ確認!
[鑑定]を発動します!
『サンチュル』
名前無し
と出たでございます!
早く!早く倒してレベル上げるでございます!!
サンチュルからの酸攻撃を、交わして体当たりをした。攻撃を喰らった、サンチュルは怯んだ。
俺は見逃さないぞ!!
そのまま噛み付く!
あれ噛めない!?
あ、口ないんだった
えーいそのまま体当たり!
もう一丁!
攻撃する隙を与えないぜ!!
おらー!!!!!
〜1分後〜
やったどー!!
た、倒した、、、
今俺の前にいるのは、死んだサンチュル。
ふ、雑魚め。
我の道に出てくるのが悪いのだぁ。
フーハッハッハッハー!!!
【 [鑑定]レベル6になりました 】
ふむ。やっと上がったのかね。前の俺ならキレてただろうが、今の俺は上機嫌だから許してやろう。
大義であったぞ。
後、パッパカパーン!!俺の体治りました!
レベルが4になったぞ。嬉しい。
もう、酸耐性上がんないのか。まあ良い。
フーハッハッハッハー!!!
良かろう、体が治ったからなー!
どうしよう。今目の前にある、食べ物サンチュル。
食べたとしたら、俺の口は溶けてしまうだろう。
だが、酸耐性が今レベル6だ。
6になった途端、俺の口は溶けなくなった。
てことは、溶けないのではないだろうか。
ふむ。俺の考えは、天才だな。
いただくか。イケボ
ムシャムシャ
ムシャムシャ
ムシャムシャ
ムシャ ムシャ
あれ美味しい。あっという間に食べ終わってしまった。この味には覚えがあるぞ。え〜と。うーむ。
あ!アンコだ!
あの形からこんな美味な味になるなんて、最and高ではないか。酸耐性ありがとう。次から見つけたらすぐに食べよ