第二話 状況把握
小説って難しい
ハッ!!
やばい寝てた。
俺の体は、よかった〜無事だ。
って!!ここは何処だ?闇雲に走って寝てよく生きてたな。
周りを見渡すと、さっきまで目指していた、でかい空洞ではなく、洞穴みたいなところにいた。
あれ?こんなところで、寝てたっけ?まあ、いいか。
ゴキブリいないし。今のうちに、この状況まとめておくか。
え〜と。
まず1つ目、スキルがあること。
2つ目、ゴキブリな事。
3つ目、みんなも転生してるかもしれない事。
4つ目、俺飛べる事。
5つ目、体が治ってる事。
ぐらいかな。
スキルがあることが、まず不思議。だからこの世界は、異世界だと思ってる。ゴキブリに転生してるから、信憑性が高い。でだ、みんなはどうなんだろう。
授業中って事を考えると、無い事はない。まあ今は関係ないな。
スキル[暗視]とか、熟練度かなゲットしたの。
この世界スキルあるって事は、魔法とか、使えるのかな?
後[鑑定]とかはないのかな?
【スキル[鑑定]は、スキルポイントで取得できます。
今の所持している、スキルポイントは300です。
[鑑定]は、50ポイントで取得出来ます。
取得しますか? 】
マジっすか!もちろん!するしかないでしょ!!
【 スキル[鑑定]レベル1を取得しました。 】
興奮がえげつない。鑑定と言ったら、自分を鑑定だよね。
意識を俺に向けながら、心の中で[鑑定]っと唱えてみた。
『 種族レッサーコクロッチ 』
え?そんだけ。
てっきり、レベルとか、スキルとかが表示されるものだと思っていたのにな〜?
レッサーは、小さいだよね。コクロッチが、名前かな?小さいコクロッチか、、。
進化先が、コクロッチかな。このままいくと。
壁とか鑑定したら、◯◯壁とか出てくるんじゃね。
頭良すぎ〜。
壁に意識を向けて[鑑定]を唱えた。
『 迷宮中層の壁 』
迷宮?中層だと、、。中層って事は、下層もあるし、上層もあるのか!
今の目標は、上層だな。
そう決めた俺は、洞穴を出た。自分の記憶を頼りに、元のでかい空洞へと向かった。
何とかこれたぞ。よく見たら、3つの道があるな。
左のと、真ん中と、右のか。
一回やりたい事があるんだよねー。
俺が最初にいた所は、何処だ〜?
あった。あった。あそこに俺がいたのか。一回鑑定したかったんだよね〜。なんかあるかもと思ってさ。鑑定っと。
『 迷宮中層の壁 』
何もないんかーい!俺の読みでは、なんか特別な壁だと思ったんだけどな。
そんな事は、もういいのだ。
どの道を行こう。
特徴がないんだよな。。禍々しいとかー、下に下がってたりー、上がってたりー。こうゆうのがないから、迷う。
ぜーんぶ、平坦だよ。わかるわけないやん。
物は試しだ、一番端のにしよう。
行ってきまーす!!