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目的の町についた三姉妹。
熟年の門番に身分証を見せて町にはいるが、その確認では異質なグループに怪訝な顔をされた
隣国の近くだがこの町は街道より離れたところにあるからか
、来るまでに時間がかかり人探しするにも、もう日が暮れ始めているのでまずは宿に泊まることにした。
三人の女だけの旅人は珍しく、町の門番と同様に宿屋の女主人に怪訝な目をされたが無事部屋を確保した
部屋に入り。荷物を置くとメリーとイオが口を開いた。
「はぁー今日も疲れたねぇ」
いつもおばさんみたいなことを言う姉。
「今日のご飯なーにー?」
小さい子供のような妹。
「どんな店があるか分からないから見てからね。」
そして二人をアイラが仕切っている。二人もアイラが仕切ってくれてるほうが良いようだ
「じゃー早く行こうよーおなかペコペコだよー」
「そうよー早く済まして、ゆっくりしたいからねぇ」
「わかったからちょっとまってて。今日の報告をしないといけないから、ね。」
「えぇーーーー待てないよ!ねぇアイラねぇちゃん!手伝えないくらいにお腹が空いたんだよ~」
イオはアイラのほうをウルウルとした瞳で見る、メリーはアイラの首根っこを押さえ。
「そうよ、報告なんて後でいいじゃない、さぁいきましょ!」
といい、ずるずる引っ張っていく。
「早めに報告しないと私が怒られるのにー」
涙目で訴えるが二人は聞き入れてくれなかった。