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7/20

その名は『シルバースレイヤー』

お待たせいたしました。

ようやくヒーロー物らしくなります。

 地下道を走り続けて数分が経ち、ようやくリクは外に出られた。


 地下道を抜けた先には、石ころと木の枝が散らばっているろくに舗装もされていない山道が広がっていた。

 周囲には青々とした木々が生い茂り、遠くからはフクロウかミミズクと思われる鳥の鳴き声が聞こえている。


 すでに太陽は西の空に沈んでいたが、空は分厚い雲で覆われており、星明かり一つ見えなかった。


 街灯はおろか、月明かりすらない暗闇の山道・・・だがリクの目にはそんな暗闇も昼間のようによく見えていた。


 ブレイブスターのヘッドライト以外の明かりが無いのは分かる。

 しかし一点の光も無い暗闇の中でも、リクの目には木々の葉っぱ一枚一枚から木々の間を走るタヌキやネコなどの夜行性の動物の姿まで、はっきりと見えていたのだ。


「……どうなってんだよ」

『?どうかしましたかマスター?』


 リクの呟きを聞いたブレイブスターの擬人化CGが画面の向こうで首を傾げた。


「いや……真っ暗な筈なのに、周りの景色が昼間みたいによく見えるんだよ。お前の……ブレイブスターのライトしか明かりが無いのに……」


 リクの疑問にブレイブスターは即座に答えた。


『それはおそらく、マスターの持つ『固有特性』によるものだと思われます』

「こ……『固有特性』?なんだよ、それ?」


 リクはブレイブスターに埋め込まれている液晶モニターを覗き込んだ。


 画面の向こうでは、メイド服姿の擬人化ブレイブスターがメガネの位置を直しており、『こほん』と可愛らしく咳払いをすると、説明を始めた。


『……既にご存知かもしれませんが、ブレイカーズの改造人間は伝説上の怪物や神話の神々、歴史上の英雄などをモチーフとしています。この『モチーフ』とは、何も外見だけの話ではありません。その怪物や神に関しての伝承や世間一般におけるイメージ、英雄にまつわる武器や逸話などを元にして各々が個別の特殊能力や武装、更には弱点といったモチーフとなった存在と同一の特徴・・・『固有特性』を備えているのです』

「えっと……『ロビン・フッド』がモチーフなら『弓矢が得意』で、『スライム』がモチーフなら『泥みたいな体をしててどんな形にもなれる』……って感じか?」

『そう、まさにそんな感じです』


 リクが話を理解できた事を喜ぶように、画面の向こうの擬人化ブレイブスターは目を摘むって腕組みをしながら『うんうん』と頷いていた。


『改造人間の持つ『固有特性』は怪人態になることで100%発揮されますが、人間態であっても微弱ながら機能することがあります。例えば、『狼男』がモチーフなら人間の姿でも鋭敏な嗅覚を持っていますし、インドラやトールなどの『雷神』がモチーフなら、人間の姿でも『雷』……すなわち『電気』を操る事ができるのです。マスターの目も、そういった『固有特性』の一つだと思われます。多分、眼球自体が暗視スコープのようになっているんですよ。きっと』

「へ、へぇ~……なるほど……ははは……」

 ブレイブスターの説明にリクは乾いた笑いを漏らした。


 本当に自分は人間じゃなくなってしまったんだと思うと、何故だか涙の代わりに笑いが溢れてきたリクであった。しかし……


『……マスター!後方より攻撃です!』

「えっ?」


 ……その為にブレイブスターからの警告に反応するのが、『ほんの少し』だけ遅れてしまった。


 だが、その『ほんの少し』の隙が命取りだった。


 次の瞬間、リクの背中にワイヤーのようなものが貼り付き、リクの体を疾走するブレイブスターから振り落としたのだ。


「うわあぁぁぁぁ!?」

『マスター!?』


 リクが振り落とされるのと前後して、ブレイブスターは悲痛な叫びを挙げながら急ブレーキをかけたが、既にリクの体はブレイブスターから十数m、いや数十mは離れた場所で仰向けに倒れていた。


 オマケにブレイブスターは、急ブレーキをかけた反動で横倒しの状態になってしまったのだった。


「いつつつぅ……」


 リクは草と石ころと木の枝が散らばっている森のど真ん中で、仰向けの状態から体を起こした。


 普通ならば、疾走するバイクから落ちればヘルメットやプロテクターを着用していたとしても全身打撲による激痛でそう簡単には動けないし、

最悪少なくない数の骨折をしている場合もありえるのだが、リクはノーヘルの上に入院患者が着るような簡素な服装だったにも関わらず、痛みは感じていても普通に起き上がることが出来たし、擦り傷どころか青アザ一つ負っていなかった。


 改造によって体が頑丈になった事がプラスに働いたようだった。


「クケケケェ……見つけたよぉ~」

「!」


 リクが上半身を起こすのと前後して、不気味な声が聞こえてきた。

 まるで地の底から響いているかのように思える甲高い女性の声だ。

 リクは声の聞こえてきたきた方向に視線を向けた。


「クケケケケケケッ!」


 そこには、あの砂利道でリクとウミオの二人を襲った怪人が、木の枝からワイヤーのようなものを垂らしながら、そのワイヤーに振り子のようにぶら下がっていたのだ。


「あ、あの時の……化け物!」

「……『化け物』とは、ご挨拶だねぇ~。これでもアタシには『アラクネモストロ』っていう、立派な名前があるんだけどぉ~」


 リクの反応に怪人……アラクネモストロはフンッ!と鼻を鳴らすと、手にしていたワイヤーのようなものを離して空中で一回転しながら地面に着地した。まるで体操選手のような身のこなしだった。


「あ、アラクネって……確か、蜘蛛女のモンスター……」

「ごめぇ~とぅ~♪まあ……『蜘蛛のモンスター』っていうのは割りと最近生まれたイメージで、元々の伝承だと『死後に蜘蛛に生まれ変わった娘』……なんだけどねぇ~」


 リクがアラクネモストロのモチーフを即座に言い当てると、アラクネモストロはまた『クケケケ』と鳴き声を挙げながら笑ったのだった。


☆☆☆


アラクネ。

 それはギリシャ神話の登場人物の1人。


 リュディア(現在のトルコ付近にあった国)に住む染め物屋の娘であったアラクネは機織りの名人として知られており、「工芸の女神であるアテナにも負けない」と公言していた。


 それを知った女神アテナは、人間の老婆に成り済ましてアラクネに注意するも、アラクネは不遜な態度を崩さなかった為、アテナは女神としての正体を現して、アラクネと機織り勝負をする事となる。


 アテナは神々の栄光を讃えるタペストリーを織り、アラクネは神々と人間とのスキャンダルを赤裸々に描いたタペストリーを織った。


 アテナはアラクネの腕は認めたものの、内容があまりにも神々を馬鹿にしたものだった事を怒り、アラクネのタペストリーを引き裂いた。


 そしてアラクネは死後、『永遠に機織りを楽しめるように』というアテナのはからいによって蜘蛛に生まれ変わり、今でも機織りを続けているのだという。


(以上、里中満智子・著『マンガ ギリシア神話』(中公文庫)より)


 現代のコンピューターRPGやファンタジー作品などでは、『半分人間の女性で半分蜘蛛のモンスターor亜人種』という風に描写される事が多く、作品によっては『アルケニー』という名称になっているものも存在する。

(女神転生シリーズ(アトラス)など)


☆☆☆


「……ナハトリッターの手助けがあったとは言え、ここまで逃げられたのは誉めてあげるよぉ~……けど、それもここまでさぁ~」


 アラクネモストロは6本ある腕を広げ、口角を吊り上げて鋭い牙を覗かせる。


「選びな。『このまま大人しく負けを認めて、自分の意思でブレイカーズに忠誠を誓う』か、『死なない程度に痛め付けられてから、脳の調整を受けてブレイカーズの一員として生まれ変わる』か……好きな方をねぇ~。クケケケッ!」


 アラクネモストロは勝者の余裕すら感じさせながらリクに二択の選択肢を提示した。


 いや、『二択』とは言ったが、どちらを選んでも結局はブレイカーズの一員となる末路しか待っていないので、実質リクには選択肢などなかった。


「……」

 リクはアラクネモストロに気づかれないように、手にビー玉サイズの小石を2、3個程握りしめた。


「コイツが……答えだ!」


 リクは拾い上げた小石をアラクネモストロに向けて投げつけた。


 リクの投げた小石はまっすぐアラクネモストロの顔面に向かって飛んでいった……が、小石はアラクネモストロに命中する寸前で、3本のアラクネモストロの手に受け止められてしまったのだった。


 アラクネモストロは投げつけられた小石を握りしめると、小石は跡形もなく粉々になり、砂へと変わった。


「ふぅ~ん……そうかい。じゃあ……」


 アラクネモストロは不適な笑みを浮かべると、腰部にある虫の腹部のような部位をリクに向けた。


「……『死なない程度に痛め付けられてから、脳の調整を受けてブレイカーズの一員として生まれ変わる』の方だねぇ~!!アラクネ・ウェブ!!」


 叫びと前後して、アラクネモストロの腰の部位の先端から運動会などで使われる綱引き用のロープのように太い蜘蛛糸がリクに向けて放たれた。


 アラクネモストロの放った蜘蛛糸は途中で先端が花のように開いたかと思うと、先端から1mくらいが網のような形状になり、リクの上半身を包み込んだ。


「なっ!?こ、このっ!!」


 リクは体に巻き付いたアラクネモストロの蜘蛛糸を引き千切ろうともがいたが、もがけばもがく程にアラクネモストロの蜘蛛糸はリクの体をきつく締め上げていった。


「クケケケケケケッ!無駄無駄ぁ~!蜘蛛の糸は同じ太さの鋼鉄の5倍の強度と、ナイロンの2倍の伸縮性があるのさ!そして、アタシの放つ『アラクネ・ウェブ』の太さと強度は普通の蜘蛛の糸の約500倍!巨大怪獣にだって、アタシの『アラクネ・ウェブ』を引きちぎるのは不可能さぁ~!!」


 得意気に説明をしながらアラクネモストロはリクに巻き付いた自身の蜘蛛糸……アラクネ・ウェブのもう片方の端を掴む。


「……うぅぅぅぅりゃあああああ!!」


 アラクネモストロはまるでカウボーイが投げ縄を振り回すように、アラクネ・ウェブを振り回し始めたのだ。


「うわぁぁぁぁ!!?」


 振り回されるアラクネ・ウェブに巻き付かれたリクは、さながら釣り針に掛かった魚のようだ。


 アラクネモストロがアラクネ・ウェブを振り回す度に、リクの体と三半規管はダメージを受けた。


「せぇ~いっ!!」


 数分くらいリクとアラクネ・ウェブを振り回すと、アラクネモストロはアラクネ・ウェブを……いや、リクを地面に思いっきり叩きつけた。


「ぐぶぅぅっ!!」


 ブレイブスターから振り落とされた時は大したダメージを受けなかった程頑丈なリクでも、改造人間の力で振り回された勢いのまま地面に叩きつけられると流石に今までの人生で一番酷い痛みを味わったらしい。


 地面に叩きつけられると同時に口から胃の内容物・・・は消化してしまったので、酸っぱい匂いの胃液を吐き出し、目を大きく見開いた。


「おらっ!」


 アラクネモストロはまたアラクネ・ウェブを振り回すと、今度はリクの体を森の木々へと叩きつけていった。


「おらぁっ!おらぁぁっ!!おらぁぁぁぁぁっ!!!」


 アラクネモストロの力でリクの体が叩きつけられる度に、森の木々はどんなに幹の太い大木であっても半ばからへし折られていき……


「がっ!ぐがっ!!ばっ!!」


 ……リクの体には青アザや擦り傷が付き、着ている簡素な服はズタボロになっていった。


『ま、マスター!!』


 横倒しの状態から自力で起き上がれないブレイブスターはその拷問を眺めることしか出来ず、前輪をバタバタと動かしながら悲痛な叫びを挙げたのだった。


「さぁ~て……もう良いかなぁ~?」


 アラクネモストロはリクの体を30回近く森の木々に叩きつけると、リクの体に巻き付けていたアラクネ・ウェブを外した。


 アラクネモストロがリクの体で木々をへし折った事で、森の中には不自然に開けた広場のような空間が出来ていた。


「あ……あぅ……」

 その森の中にできた不自然な広場の中心に、リクは仰向けの状態で横たわっていた。


 身に付けていた入院患者が着るような簡素な服はズタズタに引き裂かれ、下半身を覆い隠すことしかできない。


 体のあちこちには数えきれない程無数の擦り傷や赤黒い痣が付き、左目は大きく腫れ上がり、口の端からは血を流しているという……見ているだけでも痛々しい姿になっていった。


「クケケケケケケッ!ブレイカーズから逃げ出そうなんて考える奴はぁ~!みぃ~んな、こうなるのさぁ~!クケケケケケケッ!!」


 リクの惨状を嘲笑うかのように、アラクネモストロは高笑いを挙げた。


 それは……『絶対的な力に酔いしれる者』にしか出せない……『自分よりも弱い者』を嘲る笑い声だった。


「さぁ~て……そんじゃあ、そろそろトドメと行くかなぁ~」


 アラクネモストロは舌なめずりをすると、1本目の右手の人差し指をくの字に曲げた。


 くの字に曲げられた人差し指の先端からは液体のようなものがしみだし、第二関節までの部分を紫色に染めたのだった。


「クケケケケケケッ……」


 アラクネモストロはゆっくりとした足取りで横たわるリクに近づいていった。


(ち、ちくしょぅ……)


 リクは歯を食い縛りながら悔し涙を流していた。


 もはやリクに勝ち目は無い……誰もがそう思うだろう。だが、天はリクを見捨てはしなかった。




 その時、空を覆い尽くしていた灰色の雲が晴れていき、青白く光る満月が顔を出した。


「……あん?」


 アラクネモストロはふと足を止めて空を見上げる。


 きれいな円形の満月からの光が、まるでスポットライトのように横たわるリクの体を照らし出したのだ。


 すると、どうした事だろう。


 ブオォォンという車のエンジン音のような音が響き渡ったかと思うと、リクの腰に光の粒子のようなものが集まって、大きなバックルのベルトが出現したのだ。


[月光エネルギー・チャージ中。チャージ量、40%……45%……50%……]


 リクの腰に出現したベルトのバックルは、月の光を吸収するように、少しずつ輝きを増していった。


 同時に、ベルトのバックルから溢れた光はリクの全身を包み込んでいき、リクの体に付けられた傷や痣といった負傷が、まるでビデオの逆再生のように消えていったのだ。


「!?マズッ!」


 目の前の光景にアラクネモストロは焦りを感じ、紫色に染まった自身の人差し指をリクに向けた。


「アラクネ・ポイズン・ショット!」


 叫びと共にアラクネモストロの人差し指から紫色の液体が弾丸のように発射された。


 紫色の弾丸は横たわっているリクに向かってまっすぐ飛んでいく……しかし、


[月光エネルギー、チャージ完了。エネルギー量、100%]


 一瞬早く、電子音声が響き渡った。


 同時にリクの全身から銀色の光が溢れだし、アラクネモストロの放った紫色の弾丸を掻き消した。


「なぁっ!?ウソォォォ!?」


 目の前で起きた光景に、アラクネモストロは真紅の複眼4つを同時に丸くして驚愕した。


「……」


 一方、リクは体から銀色の光を放ちながら立ち上がった。


 その体からは、一切の傷や痣が消え去り、先程まで瀕死に近い負傷を受けていたとは信じられない程だった。


「……」


 リクは無言のまま、右手の掌を握り閉めては開くという行動を数回繰り返した。


 同時にリクは、自分の体の奥底から……細胞の一つ一つから信じられない程の力が湧き出てくるのを感じた。


 リクは静かにアラクネモストロに視線を向けた。そして……


「シルバァァァァ!トランスフォォォォム!!」


 叫びと共にリクの腰のベルトからダムの放水のように光が溢れだしてリクの全身を包み込み、リクの体を作り替えていった。


 服がズタズタになってほとんど全裸に近かった体は、あちこちに装甲の付けられた銀色のライダースーツのようなコスチュームに包まれる。


 剥き出しだった手足には銀色のグローブとブーツが装着され、首元には先端が地面に届きそうな程に長く、染み一つない純白のマフラーが巻かれていく。


 腰のベルトの左脇に銀色の光の粒子が集まったかと思うと、日本刀を思わせる反りのある片刃の剣が実体化する。


 最後にリクの顔面を……いや、頭部全体が銀色の仮面に包まれると、弾けるように光が晴れた。


 そこには既に、氷山リクの姿はなく……月を思わせる銀色の仮面の剣士が立っていた。


「へぇ~……それがアンタの戦闘形態って訳かぁ~い?『ムーンモストロ』ぉ~?」


 アラクネモストロはリクが変身した銀色の剣士を眺めながら呟いた。


「……呼び名が違うぜ」

「……あん?」


 銀色の剣士からの否定の言葉に、アラクネモストロは怪訝な表情を浮かべた。


「俺は……俺はお前達ブレイカーズと戦う者……ブレイカーズから弱い人々を守る者……」







「俺は……『シルバースレイヤー』だ」


 名乗りと共に、リクの……いや、シルバースレイヤーのマフラーが、ブレイカーズへの反旗を翻したのと呼応するかのように風で大きくたなびいたのだった。


やっとヒーロー名が出せたぁ~!

最初の敵が蜘蛛の怪人なのは、初代ライダーからのオマージュとなります。

なお、ヒーロー名の『シルバースレイヤー』は、某『ニンジャを殺す者』や某『小鬼を殺す者』とは一切関係ありませんので、悪しからず。

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