シルバースレイヤー編 初登場キャラ紹介 <ヴィランサイド>
キャラ紹介、今回は悪役編です。
秘密結社 『ブレイカーズ』
世界征服を企む秘密結社……これだけだとステレオタイプの悪人の集団に思えるが、実際はインターポールやアメリカ政府からも危険視されている団体。
『強さこそ絶対である』という理念の下、『弱者である今の人類は、強者である自分達に支配される事で、真の平和を得られる』と本気で考えており、そのための尖兵として戦闘用改造人間を製造し、日本を中心に世界各地で破壊的テロ活動を行っている日本のヒーロー達の最大の敵。
シンボルマークは『翼を広げた竜』。
☆剣神 龍次郎
ブレイカーズ大首領。
詰襟の軍服にマントを身に付けた威丈夫で、ひじきのような縮れた髪の毛を短く切り揃えている。
一人称は『俺』、または『俺様』。
元は規模の小さい弱小団体に過ぎなかったブレイカーズを、たった数年で国際的な組織に立て直したカリスマ的人物。
『強さこそ絶対』と考え、世界を弱肉強食の完璧な縦社会にする事で、宗教の違いや人種並びに民族の違いによる差別、貧富の格差の無い理想郷が作れると本気で信じている。
ガキ大将をそのまま大人にしたような性格で、『お前の物は俺の物、俺の物は俺の物』を地で行っている……が、決して粗暴なだけの男ではなく、ヒーロー側の行動を逆手に取った作戦や戦略を立てたり、敵側の行動パターンや能力を分析させる等々……頭も相当に切れる。
力であれ、知恵であれ、『強さ』を持つ者にはそれなりの敬意を払い、例え敵であっても『強者』と認めれば部下に勧誘する柔軟性もある。
かなりの女好きであり、美人を見ると自分用ハーレムに連れていこうとする悪癖がある(ただし、『貧乳』と『外見年齢15歳以下』または『45歳以上』は対象外)。
織田信長を尊敬しており、暇さえあれば彼の伝記を読んでいる。
西洋風の竜をモチーフにした伝説獣型怪人『ドラゴモストロ』に変身できる……が、人間態のままでも異常な程に強いので、本気を出さなければ怪人態になることはない。
実はナハトリッター/剣 正一とは、父方の従兄弟同士である。
(イメージCV:小山力也)
☆チャメゴン
剣神 龍次郎のペットである雄のシマリス。
鳴き声は『キュー』。
自他共に認める『龍次郎唯一の親友』で、常に龍次郎と行動を共にしている。
遺伝子操作が施されているため、そこら辺のシマリスより頭もよく長生きであり、龍次郎と自分以外の存在を基本的に見下している。
大首領である龍次郎のペットなので、ブレイカーズでの地位は事実上のNo.2。
ブレイカーズにおいて、作戦に失敗した者にはチャメゴンのお○っこをかけられたり、チャメゴンの糞を無理矢理食べさせらりたり……等の罰が与えられるのだ。
好物はナッツ。
(イメージCV:豊崎愛生)
☆ドクター・ケイオス
ブレイカーズ大幹部の一人。
黒髪を伸ばし、白衣を身に纏った細身の男性。
一人称は『私』。
伝説上の怪物をモチーフにした改造人間が所属する『伝説獣型怪人軍団』の軍団長にして、ブレイカーズ随一の天才科学者であり、改造人間を初めとする全てのブレイカーズ製兵器群の生みの親。
ブレイカーズ創設時からの最古参メンバーで、見た目は30代前後に見えるが、ブレイカーズ創設時から全く姿が変わっていないため、実年齢は不明。
常に慇懃な態度を取っているが、その実体は文字通りのマッドサイエンティストで、改造手術の失敗で犠牲者が何人出ようと全く顔色を変えず、先天的な特殊能力者や人外の存在を見つけると内臓の一つ一つに至るまで細かく解剖してラベリング保存する等々……異常としか言い様がない狂気の持ち主。
本人も自覚はあるが、治す気は全く無い。
怪人態はヒマラヤの雪男をモチーフにした『イエティモストロ』。
ちなみに名前を『カオス』と間違われる事が嫌い。
(イメージCV:森川智之)
☆大神官ミュートス
ブレイカーズ大幹部の紅一点。
白いローブを纏った黄金色の長髪がまぶしい美女。
一人称は『私』。
世界各地の神話に伝わる神々や天使等をモチーフにした改造人間が所属する『神話型怪人軍団』の軍団長を務めており、自身もギリシャ神話の知恵と戦いの女神をモチーフにした怪人『アテネモストロ』に変身する。
まさしく、神話や宗教画に描かれる女神もかくやという程の美女なのだが……その実かなりの毒舌家で、怪人達から恐れられている。
また、大首領・剣神 龍次郎の愛人の一人でもあり、龍次郎が頭の上がらない相手。
龍次郎の女癖の悪さには一応の理解があるが、ことあるごとに『本妻は自分であり、もしそれを違えたら去勢』と脅しをかけている。
ちなみに『大神官』を名乗ってはいるが、生粋の無神論者で通っている。
(イメージCV:斎藤千和)
☆クラウス将軍
ブレイカーズ大幹部の一人。
ドイツ風の軍服にカーキ色のコートを着用し、ガスマスクで顔を隠した男性。
一人称は『私』。
人類の歴史に名前や足跡を残す英雄や偉人をモチーフとした改造人間の所属する『英雄怪人軍団』の軍団長で、自身も竜退治の逸話を持つドイツの英雄をモチーフにした怪人『ジークフリートモストロ』に変身する。
父方の祖父がドイツ人の日独クォーターで、言葉の端々にドイツ語を織り混ぜて喋り、ことあるごとに自分の事を『偉大なるドイツ民族の血を引く』と形容するが……生まれも、育ちも、国籍も日本であり、ドイツどころかヨーロッパに行った事すら無い。
また、極度のマゾヒストであり、攻撃を食らってもダメージにならず、むしろ自分から進んで攻撃を受けに行く。
同時に自傷癖も持っており、全身に数えきれない程の傷跡を持っている色々な意味で危ない人物。
(イメージCV:子安武人)
<モストロ怪人>
ブレイカーズの主戦力である戦闘用改造人間の総称。
伝説に伝わる怪物や精霊をモチーフにした『伝説獣型』、神話に登場する神々や天使をモチーフにした『神話型』、歴史に名前や足跡を残す英雄や偉人をモチーフにした『英雄型』、太陽系の星々をモチーフにした『惑星型』の4タイプがあり、全て『モチーフ元の名前+モストロ』というコードネームで呼称される怪人態を有している。
シルバースレイヤー/氷山リクも、月をモチーフとした『惑星型怪人』であり、本来ならば『ムーンモストロ』のコードネームを与えられる筈だった。
全てのモストロ怪人は、姿形から身体的特徴、能力までモチーフ元に関わる伝承や通説に忠実に再現されている……というよりも、伝承や通説の通りに改造しなければ暴走や拒絶反応による死亡リスクが上がってしまうので、どうしても伝承や通説の通りに改造しなければいけないのだ。
しかし、その戦闘力は従来の動植物をモチーフにしたタイプとは桁違いに高く、たった一体で戦車大隊一個分に匹敵する程だ。
共通して、人間態から怪人態へと姿を変えるには『○○トランスフォーム』というキーワードの発声が必要である(○○の部分にはモチーフ元の名前が入る)。
[作中登場のモストロ怪人]
☆アラクネモストロ
シルバースレイヤーにとって最初の敵。
ギリシャ神話に登場する『死後、蜘蛛に生まれ変わった娘』をモチーフにした伝説獣型怪人。女性。
一人称は『アタシ』。
鳴き声は『クケケケケ』。
主な武器は、腰部についている蜘蛛の腹部のような部位『アラクネアブダム』から放つゴムのような柔軟性と金属ワイヤー並の強度を持つ蜘蛛糸『アラクネウェブ』と指先から様々な毒物を放つ『アラクネポイズン』。
また、モチーフであるアラクネの『機織りの名手』という逸話により、アラクネウェブを材料にして即席の捕獲ネット等のアイテムを作り出す事も可能。
主な任務は改造人間被験者に選ばれた人間の拉致。
直接的な戦闘はあまり得意ではないが、それでも生身の人間では歯が立たないくらいの戦闘力を有している。
(イメージCV:野中藍)
☆アルミラージモストロ
イスラム教の伝説に伝わる『一本角を生やした肉食兎』をモチーフにした伝説獣型怪人。男性。
鳴き声は『キヒキヒキヒキヒ……』。
ドリル状の穂先を持つ槍『アルミラージランス』が武器。
また奥の手として、頭の角をミサイルのように発射する事も可能。
(イメージCV:中尾隆聖)
☆ブレイクソルジャー
ブレイカーズの下級戦闘員。
竜を象ったマスクに黒い全身タイツというお約束的な姿をしており、『ギギィ』という奇声をあげる。
プロのスポーツ選手のクローンを素体とした量産型改造人間で、一般人では太刀打ちできないくらいの強さがある……とはいえ、一体だけではヒーローに敵わないので、常に複数で行動している。
主にマシンガンや剣等で武装し、稀にロケットランチャー等の重火器も使用する。
白衣を着た科学班等も存在する。
アルミラージモストロは突貫工事で作ったから、アラクネモストロよりも設定量が少ないです……。
いくら作中に出てくる設定はほんの少しとはいえ……今後の課題ですねぇ。