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犯人探し  作者: ずかみん
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あたしは吐きそうになった

 あたしは被害者の自殺に関連する記事を、もう一度、見返した。


 自殺の場所は、自宅や学校だ。遺書もある。死因は首を吊ったことによる血流停止と窒息だ。

 絞殺をした死体を、自殺に見せかける事は難しいらしい。


 たぶん、殺すまではしていない。どちらにしても殺したのと同じだけれど。


 次にチェックする動画は、最近、エロサイトにアップされた物だった。

 今回の被害者は学生みたいだ。さすがに制服ではなく、長いスカートに淡い色をしたニットのカーデガンだった。少女っぽい恰好だ。肌の感じでとても若いと分かる。小柄だけど胸はとても大きい。嫌がって泣いたりして純情な感じだ。


 あたしは重要な情報を見逃さないように、画面に集中した。

 部屋の様子は、安っぽいラブホテルだ。透明なガラス張りのバスルームや、丸くて大きなベッドが目に入る。後でホテル情報を検索すれば、ホテルを特定できるかもしれない。ベッドの上には怪しい器具が並べられている。この純情そうな子に、この男達はなにをする気なのだ?


 男達は、五人いた。うまく顔が映らないように撮影してある。体型や特徴を頭に入れたが、尻のほくろで身元特定するのは難しい。刺青でもしていれば別だが、さすがに刺青をさらす馬鹿はいなかった。

 こいつらは、一応、自分たちは賢いつもりで、犯行を重ねているのだ。


 男達は、ベッドではなく、ソファの所で被害者をなぶっていた。

 男達は、被害者の顔をつかんで、むりやりキスをした。


 ん、んっみたいな感じで、すごく嫌がっているのがわかった。顔はやっぱり映ってない。口元だけだ。

 二人がかりで、押さえつけて、服の上から胸をもみくちゃにしていた。しばらくそうしてから。男達はカーデガンの前を開いて、セーターをたくし上げた。ブラジャーも一緒にずり上がって、白い胸が現れた。


 男は胸をつねりあげたので、んーっみたいな感じで、その子は悲鳴を上げた。

 男達はげらげらと笑った。

 あたしは、なんとなくその服に見覚えがあるような気がしていた。声もどこかで聞いたような声だった。


 はっきりとは見えないが、時々、ちらちらと横顔が映っている。これは男達がわざとしているのだ。被害者が後で画像を見て、身元がばれてしまうのではないかと怯えるように、わざと横顔を一瞬だけ映している。


 見間違えるわけがない。あたしは吐きそうになった。こんなことあり得ない。


 この女の子は、真樹ちゃんだった。

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