1/9
プロローグ
ここは、2✖︎✖︎✖︎年の日本。
今この世界は異世界召喚が常識となっている。
あまりに異世界召喚が多発している為、この世界の神?らしきものが異世界召喚された者に一冊の本を授けるということだ。
この本は生まれた時に渡されるが、普段は収納器具に収められている。
それは、指輪だったり、ペンダントだったり人によってそれぞれだ。
ただその本は日本では全く役に立たない。
何故なら白紙だからだ。
その本が見られるのは異世界召喚を果たした時のみ。
何故異世界でしか見られないことがわかるかというと、運良く異世界から帰還した者が証言したからだ。
「この本がなければ、生きてはいけなかった。俺の命そのものだ!」と。
そんな時代にまた1人の若者が異世界へ召喚された。
彼女は果たしてどのような人生を生きるのか?
その運命を握るのは一冊の本。
その名も『異世界のススメ』