宝石の目と海の翅 ～ムシの国の物語～

最終章 戦火の孤島編

■おまけ（イラスト＋裏話）

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

彼らの物語はこれにて終了です。

ここからはタイトル通り、おまけです。

拍手に設置していたやつとか、Twitterの宣伝で利用した絵とか。

らくがき多めです。裏話もちょっとだけ。

姫様の超初期設定。

小説を書き始めるよりも２年ほど前のやつ。２０１０年くらい？（古い）

今よりちょっとだけ年齢が上でした。１７歳くらい。

服は完全にベビードールですね。

翅(はね)の模様は何も考えずに描きました。

学生の頃に描いていた漫画版の姫様がアゲハ蝶モチーフだったので、その流れで。

髪も目も色はまだ決めてなく、とりあえず塗ってみた感じです。

触覚のように髪をハネさせるのは、この時から決めてました。

同じくラディムの超初期設定。古い。

名前から髪色から、今と全然違いました。

（名前に関しては後述）

ちょっと民族的な雰囲気を出そうかな……と鳥の羽っぽいピアス付けてましたが、ただでさえ蟷螂(かまきり)＋蜻蛉(とんぼ)と設定盛り盛りなので、イメージが迷子になる恐れがあり却下。

ていうか何をそんなに急いでいたのか、字も線も汚い。

　

小説を書く直前に改めて描いたやつ。

２０１２年の（それでも結構前）

小さいスケッチブックにシャーペン描き。

翅の模様がアゲハ蝶から、モンシロチョウをちょっと豪華にした感じになりました。

色々と姫様の絵を描いてきたけど、結局この絵が一番可愛い気がする。

……あれか、眉のせいか。ちょっと儚げな感じか。

自動色塗りツールで塗ってもらったら、私が着色するより数倍可愛いくなった……。

技術の進歩凄すぎる……。

小説を書く直前に改めて描いたやつ２。

ラディムはかなりデザインがふらふらしていて、これは髪が真ん中分けになってます。

あと、ちょっと悪人顔というか、不良みたいというか。

魔道士っぽい要素をちょこっと入れたくて、腕輪を付けたような気がします（あやふや）

右上は、何か恋愛系の事を聞かれてテンパってる図だと思います。

……確かに自分が描いたはずなのに、細かいところは全然覚えてないな……。時の流れは無常なり。

ラディムの名前について。

元は、『マティス』という名前でした。

蟷螂→マンティス→マティス。安直ですね（）

この絵は２０１３年製。

『宝石～』を書いた後、『王女と護衛×２と侍女の日常』を書き始めたのですが、主人公の名前がまったく思い浮かばなくて……。

そこで、当時公募に出していて掲載していなかった『宝石～』からチョッパってくる――という方法を取ったのです。

……が、思いがけず『王女護衛～』の方のキャラが立ってしまい（笑）そのまま名前を譲ることにしました。

髪色も緑から黄色に。

『王女と護衛～』のキャラは、『宝石～』から設定を流用していたこともありまして。

↓

まぁ、別にいいかなって……。

そんなわけで、『ラディム』という名前は連載直前に決めたものになります。

意味は……特にないです（適当）

連載の半年ほど前に描いたらくがき。

カエルが怖い。

第１章のイメージなのですが、激高する某王子のシーンなんかないですね……。

第３章の始めらへんにはありますが。

上の方の女性はイアラっぽいですが、ヴェリスです。

この時まで、ラディムは真ん中分けでした。

ただ「真ん中分け……めっちゃ描きにくい……」となって、これ以降は今の髪型になりました。

前髪を下ろしたらちょっとイケメンになってしまったので、このままでも良かったかもしれない。今さらですが。

第１章扉絵の舞台裏。

姫様の翅は、鱗粉(りんぷん)をいっぱい飛ばしてキラキラさせたくなるんですよね……。

姫様１０歳。

ラディムと初対面の時の。

前髪を下ろしても、結局描き辛かった主人公←

後ろのは溺れた池。

ただのらくがき。

ちびキャラ。

内面はデレなのに、態度はツンな主人公。

何かを期待しつつ、でも立場的にマズイかなと思っていて、でも兄妹以上の何かをやっぱり期待して、その上で自分からは素直にはなれない――ていうなかなか面倒くさい奴。

姫様は風属性です。

第２章でキレてるとこ。

Tｗitterのお題＋リクエストです。

お題がほのぼの、リクエストが二人のラブラブ……だったのですが、ラブラブには程遠い感じ……。

謎の猫でほのぼの成分を出したかったんだと思われる。

普段はそんなことないのに、意識すると手が震える系男子。

金髪碧眼のイケメンとか難しすぎる……。

カエル姿とのギャップを出したかったので、こういうコテコテの設定にしたのですが、無理……。

それ以上に難しいイケメン、エドヴァルド……。

イラスト少なくてすまぬ……。すまぬ……。

Twitterのお題で描いたラディム。

「いいねの数だけキスマークを付ける」というやつ。

４つなので、姫様、エドヴァルド、イアラと、あとたぶんアウダークス（笑）

戦うごとに服を脱いだり、自分で切り裂くので、実は姫様以上に着替えが多い人。

面倒なので描いてないですが……。

イケメンリベンジ。

服装は、昔に描いていた漫画版からほとんど変わってなかったり……。

求）キャラデザ力

その漫画版では、かなり軽くて軟派な性格でした。

最初の方にその名残があるかもしれない。

漫画版では話も全然違っていて、「最初から姫様目当てにやって来る、研究好きな変わり者の王様。それをあの手この手で阻止しようとする護衛二人――」って感じのコメディでした。

王子じゃなくて王様だったのです。

『キスをするとカエル姿から１時間だけ元の姿に戻れる。キスの相手は誰でもいいけど、趣味で「乙女」と言ってる――』

……みたいな設定。

あ、既にお気付きかと思いますが、色塗りが超絶苦手です。

連載開始から１年経った時の。

ちょっと大人な姫様。

服の後ろ側ですが『Ｙ』と『Ｙを逆さまにしたやつ』を合体させて服がずり落ちないようにしている構造です（わかりにくい）

□その他色々

・ペルヴォプラは初稿ではショタ魔道士だった。

　眼鏡もかけてなく、ヴェリスとの関係もなかった。

・『ハラビナ』はフィンランド語の何か（覚えてない）を逆から読んだもの。

　連載中に『花びら』と似てる事に気付く。遅い。

・１章と２章は公募に出していたので、そっちでは今より章ごとに独立した話だった。

　特に２章はラディムの一人称で、少しコメディ色が強かった。

　連載として再掲載するにあたり、三人称に変換。

・スィネルとガティスはプロットにはいなかったキャラ。唐突に発生。

　名前の由来は『相棒』のギリシャ語『スィネルガティス』を分割。

・１章最終話の後書きに掲載している、グリルパルツァーの詩『接吻』の翻訳は、訳者ごとに言い回しが微妙に異なるのですが、自分が最初に目にして衝撃を受けたものを利用しています。

●ここから素敵頂き物ゾーン↓

把多摩子様より。

なんと、色紙に！直筆で！頂いてしまいました。

色鉛筆の優しいタッチに癒やされる……。

初めて『宝石～』にファンアート頂いたので、本当にとても嬉しかったです。

多摩子さん、ありがとうございました！

『帰ってきた元勇者』のニシ先生より頂いてしまいました。

とても……とても柔らかそうですね！

（あえて何がとは言わない）

描いて頂いて改めて思ったのですが、翅を出すためとはいえ、結構凄い格好してるなぁと……。

ニシ先生、可愛い姫様をありがとうございました！

梨鳥ふるり様より頂きました。

あぁ、どうしよう……。美味しすぎるシチュエーションに加え、二人の表情が……たまらん……（動悸・息切れからのめまいコンボ）

『第一印象から随分変わったねコンビ』（←自分の中でそう呼んでる）は、受け入れて頂けたことがまず嬉しくて。

こうして絵にして頂けて、本当に感激です。

梨鳥さん、ありがとうございました！

●素敵ゾーンここまで↑

成長した姫様。

初期に描いたあの絵と対になるような感じで。

ここまで見てくださり、ありがとうございました。