Chapter3
さあ、更新がかなり遅れたわりに短いこのChapter3。
時間が無かったのが更新の遅れた理由でございます。
ちなみに、JohnDoughの意識の話はこれで最後。
「終わりのアダム…」
わたしは復唱する。
「そう、アダムの肋骨から生まれたのはイヴ。でも、ぼくから生まれたのは君、名無しの権兵衛『JohnDough』だ」
「わたしは失敗作か」
わたしは問う。
「そんなことはないさ。始まりのアダム、そしてイヴが人間の意識の根源なら、ぼく達は人間の無意識を統治する存在なんだ」
「わたしは何故生きている。永遠の孤独か、この無限に続く地平に意味はあるのか」
「なぜ…か…」
終わりのアダムの声にノイズが入る。
「じきに…わかる…それが…わかった時…その時は…僕が消えるとき…」
「待て、消えるな。まだ教えてもらいたいことが…」
「君の無意識は、もうそれがわかっている」
終わりのアダムは声を大にして遮る。
「もう時間だ。君はもう何故生きるのかを問う旅に出た。そしてこれは…ぼくからの最後のプレゼント」
「待て」
そう叫んだが終わりのアダムは消えた。わたしの、意識の牢獄の中から。
と、大きなイメージが無数にわたしの中へ入ってくる。
様々なイデオロギー。
様々な意思。
様々な思考。
それらはアセンブルされ、一つの大きな螺旋となってわたしの一部になった。
いや、違う。わたしは無意識の、世界の一部になったのだ。
わたしはようやく、揺り籠から生まれた。