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アイドルの夢
私は女の子二人組のアイドルをしていた。
フリフリの衣装を着て、相方と仲良く営業する楽しい日々。
ところがある日、所属事務所からユニットの解散を言い渡された。
今まで二人で一生懸命やってきたのに、そんなのは横暴だと思った私は反抗。
しかし、相方の子は、仕方がないことだと諦めていた。
それが許せなくて、夜の街に一人泣きながら飛び出す。
朝まで徘徊するうち、やがて私も冷静になった。
決められたことなら、仕方がない。わがままを言って、家出のようなことをして、周りに心配をかけても何も変わらない。
あの子が納得しているのなら、私も納得しなければ。
事務所に戻り、解散を了承。
相方の子はソロデビューがすでに決まっていた。
一方、私は――
「テンリュウ寺とソウコク寺、どっちがいい?」
なんでか仏門を紹介された。