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三国志の夢
私はボードに挟んだ紙とペンを持って、ずらっと果てしなく一列に並んでいる古代中国武将の名前と字を順番に聞いて記録していた。
蛇足だとは思うがここで一応、字の説明を入れておく。字とは中国などで成人男子が名前の他に自分の呼び名として持っているもの。「劉備玄徳」なら姓:劉、名:備、字:玄徳 である。
とにかくたくさん並んでいる彼らの字を記録していると、ある男が「さぬき・ぬきさ」と名乗った。「ぬきさ」が字らしい。
回文になっているんだな、と思いながら次の人の字を記録しているうち、あれ? よく考えたら回文じゃないな、と思い直した。
ちょうど、次に曹操が来ていたので、尋ねてみた。
「《さぬき》の反対は?」
「秋田ポーク」
目が覚めた。
たぶん、某有名ゲームをプレイした後だったので、こんな夢を見たのだと思われます。曹操の見た目もあのゲームの曹操でした。