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ある日のこと  作者: 星波
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Before morning war

私は朝の戦争に行く前に、もうひとつの軽い戦場を通り抜ける。


所謂乗り換え、とやらだ。

私が乗るバスには、大抵3人が乗っている。


1人は可愛い後輩、摘村つみむら 和奏わかなちゃんだ。この子は他の2人と違い、いてほしい存在。

もう一人は同級生、野形のかた 影駛えはや。こいつはまだいい…なぜかって?

はっきり言おう、扱いやすいからだ笑

そして最後!!最も面倒な相手、出川いがわ 疏徠亞そりあ

3人共前から知っていたが、思い出す限りでもこいつが私の中で一番イジりやすく、一番ネタになることをしでかしてくれる。

が、私は今までこいつほどに他人の言うことに対していちいち隅々まで揚げ足をとらないと気がすまない人物を見たことがない。

とまぁ、こんな感じのメンバーが乗るバスに最後に乗り込むのが私というわけだ。


ほとんどの場合、影駛と疏徠亞の漫才もどきのやりとりを眺めて時折口出しをするか、和奏ちゃんと一緒に疏徠亞をいじるかになるのだが。


この三人は始発地から乗っているため座っているが、私は違う。だから毎日たくさんの大人に潰されそうになりながらなんとか耐えぬく。なんでそんなことをしなければならないのか、それはこのバスに乗る人数が、他のバスに比べて圧倒的に多いのだ。

ごくたまーに、ほんとにたまーに、ちょっとだけゆとりのある日も無くはない。そんな日を望むこと自体が間違っていると言ったほうが正しいのかもしれない……






次の話は、先生たちについて語ってみようかと思います!

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