【完結】獰猛な騎士様の溺愛に気づかないのは無能聖女だけ
一人残されたキャロラインは、キセキではなく妖精や精霊との交渉で国に貢献すると発言。しかし誰一人として妖精や精霊がいないと言い出す。
ノースウッド大国は古来から冬の妖精や精霊と共存共栄を図ってきた国だったのに、とキャロラインは違和感を覚える。もともと辺境地の娘であったキャロラインは隣接するノースウッド大国のことをよく知っていた。
違和感を覚えつつも、冬が終わる半年ほど王城傍の一軒家で暮らすことを許可される。
そんなキャロラインの傍にいたのが、護衛兼世話係のリクハルドだった。
最悪の出会いから、一緒に過ごして恋に落ちたのだが──。
「あと少しで聖女殿も落とせる。全部、当初の計画通りだよ」
黒の騎士団長と正体を明かし、リクハルドからプロポーズを受けて舞い上がっていた聖女キャロラインは、偶然国王との会話を耳にしてしまう。
それぞれの立場、幼馴染の再会と状況の変化などで──すれ違う。様々な悪意と思惑が交錯する中で、幼馴染の手を取るのか、あるいはリクハルドと関係が修復になるか。キャロラインの答えは──。
旧タイトル
恋して舞い上がっていましたが、熱烈な告白は偽りのようです~ポンコツ前向き聖女と俺様不機嫌騎士団長のすれ違い~
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※旧タイトル)熱烈な求愛に舞い上がっていましたが、残念ながら嘘のようです