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白昼夢  作者: ダリー
夢からさめる
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桜の季節

ずっとずっと

どこまでも

宇宙まで

抜けるような青空


白いピンクと青い空


私と息子はバスに揺られていた。


息子は3才になった

少し個性があって

定期的に専用の施設に通っている


疲れた息子

私の膝に頭を乗せて

気持ち良さそうに

スースー寝息をたてて寝ている


いつもはこれくらいじゃ

寝ない子。


私は1才から記憶が

しっかりとしている

わたしに似たこの子。


多分

小さな体でいっぱい考えている。

私もそうだったから。

楽しい楽しいと言ってるけど

いっぱい不安で何でここにくるのか

わからないけど何か悪い事してる?

と沢山の不安を抱えている

それを私に

見せまいと

楽しいと笑顔で隠している


しっとり

暖かな膝の上

愛しい息子からでる

スースーという

心地よい音

カタンっカタンと揺れるバス





「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜かくるゝにてもかえりみしかな〜〜〜〜」



驚いて起きる

寝てしまっていたようだ

どれくらい

寝ていたのだろう


短歌のようなものだった。

なんだ今のイメージは。

私は

読めていた部分だけでもと

慌てて携帯にメモをした。

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