カメレオン、蝶になる。
ある日、学校に行く途中に声をかけられた。
場所的に日常茶飯事だった。
小綺麗にしているとキャバクラ。
短いスカートだとAVかグラビア。
しかし、その日は違かった。
「パンツ脱ぐだけで、お金もらえるよ!」
えっ?!足を止めた。
気になり過ぎて、つい足が止まる。
好奇心の塊。
詳しく聞くと、マジックミラーで仕切られた部屋で待機して指名されたら、個室でパンツを脱いで、
接触しないように、小窓から脱ぎたてのパンツを渡すだけ。
という。
知っている人が来たら、分かるようにもなっているから安心だよ!とのこと。
大学に着くなり、女の友人に話す。
衝撃は終わらなかった。
えっ?私もついこないだまでやってたよ?
結構、稼げたよ!
ヴィトンのバック買った!
しかも、モデルの○○ちゃんもいたよ!
スーパーで1枚100円のやつ買って4枚くらい履いてた。
衝撃すぎる錬金術師
さすがにこれはやらないけど、キャバクラはやった事がある。
当時、キャバクラが流行っていて、結構まわりの子は働いていた。
何がそこまで、いいのか。
そんな大金を払ってまで、女の子とお話しする事の意義が謎。
そして、莫大なお金が動いているのは間違いない。
そこまでのニーズとは?
見てみたい。
好奇心大爆発。
声をかけてきた、六本木のクラブで働いてみる事にした。
思っていたよりもキレイだった。
服や靴は貸してくれるけど、小柄な私には、どれも大きくて着られなかった。
一人、やたら意地悪な人がいて小さいサイズを見られなかったのが正解に近い。
あっ!そっちから先はダメだから!と言われた。
しょうがないから手持ちのドレスにした。
親切な説明を受けたけど、よくわからなかった。
灰皿くださいの手話しか覚えられなかった。
早速、指名が入った。
新人という理由だけ。
おじいちゃんだった。
おじいちゃん、不慣れで田舎臭い私をメチャクチャ気に入る。
電話番号を聞いてくるけど、答える事ができない私。
専用の携帯がいるなんて知らなかった。
さらに地元はどこか聞かれるも、慣れないウソにシドロモドロ。
お耳が遠いようだったから、わざと小さい声で言ったり、苦しい時間を過ごす。
なんとか電話番号と地元は守り抜く。
適当にごまかせば?と言われたけど、厳しそうだなと感じた。
今度は、ヘルプ。
ようは、指名された人のお手伝い。
明らかに緩い。雰囲気がおかしい。
聞くと、付き合っているらしい。
なんで、わざわざ金払って?と謎だった。
それか、彼女の作戦だったのかも知れないと気がついた。
他に指名されて席を離れるときに、一回振り返って。と言われていた。
もしかして、彼女の他の人に取られたくないわ。という演技?
もはや神技!
これかっ!?
キャバクラの真髄は!
と一人感心していると、お客様が増えたから、待ちのお客様につくことに。
明らかに不貞腐れている。
ご指名の女の子はお胸の大きなかただった。
それは・・・,これきたらガッカリだよねぇ。
と心で思いつつ。
そっぽ向いてるこの人に、お酒頂けますか?なんて言えないんだけど。
一回トイレ行くと言って、あの人、お胸があるかたのほうがいいみたいなんですけど、お酒頼まなきゃだめですか?と聞くも頼めと言われる。
戻る。おじさんも、私に悪いと思ったのか、無愛想ながらに、お酒何飲むの?頼むんでしょ?と逆に頼んでくれた。きまづい空気の中、服の事とか技とか胸みせた方がよいとかアドバイスをくれた。
完全におじさんが私を接待している。
本当に申し訳ない!まだ、ご指名さんがこない。
今度は、おじさんがトイレにSOSしに行き、
2人とも無事解放された。
VIPルームなるゾーンがあって指名が入った。
凄いお金持ちだった。
普通にお話しもできて、女の子も沢山いてワイワイ楽しくお話しした。
でも、また、電話番号。
今度はタイミングよく、同じVIPゾーンの違う席。
なぜか、入り口からお客様をフロアにアテンドをするモデルさんが座っていた。
聞いたら人数が足りなくて。
という事だった。
少し変わった人で、私と馬があった。
二人で自己紹介から始まった。
お客さんも若い人で、この異空間が面白かったようで。
なんか、普通のキャバクラじゃないんだけど。
なんだこれ?あれ?でも面白い!
とずっと笑って喜んでくれた。
隠キャにはむかない。
凄く疲れた。
女性達がプロ。
話がうまくないと厳しい。
アイドルの子達に近い。
凄く頑張って、男心を研究しているんだろうな。
と感じた。
露出度高めの接客業の一種という感じがした。
カメレオンは蝶になれなかった。




