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【無双】底辺農民学生の頑張り物語【してみた】  作者: カズキ
お前は、俺を、怒らせた
137/148

あー、そう来るのね(´∀`凸)

スネークさんの強さは異常だった。

なんなんこの人。

実質ウカノさんじゃん。

あれよあれよという間に、スネークさんはティリオンをボコボコにし、そして生け捕りにした。


「あー、これで今月の家賃なんとかなる」


なんて呟きが聞こえてきた。

それで、悟った。

実益を兼ねて、この人わざわざここに来たんだな。

というか、家賃どころか今後の人生遊んで暮らせるお金が手に入るのではなかろうか。


スネークさんは、手際よくグルグルに縄で縛り上げたティリオンを画像に収め、掲示板に貼り付けている。

時代が時代なら、市中引き回しの刑でさらし者と同等の扱いである。

もしくは、さらし首だ。


■■■


230:スネーク

とったどー!

     w

  _,,_ ∩

 (`Д´)/

 ⊂  ノ とったどー

  (つ ノ

  (ノ


つ【ティリオンを生け捕りにした画像】



231:名無しの冒険者

うわぁ


232:名無しの冒険者

すげー(棒)


233:名無しの冒険者

一応、最高額の賞金首の一人ナンダケドナー


234:スネーク

うう(´;ω;`)

これで、今月の家賃なんとか大丈夫なる!!

あと、バイトも減らせる!


235:名無しの冒険者

いや、もうバイト辞めちまえよ


236:名無しの冒険者

(*´・д`)-д-)))ソゥソゥ

一生遊んでも使い切れない金額、手に入れたんだから

バイト辞めちまえよ


237:スネーク

わかってねーなー

金は使うと無くなるだろ!

それに、先立つ物がないと趣味ですら満足にできないんだぞ


238:名無しの冒険者

まぁ、たしかに使えば減るもんな

お金


239:(´☆ω★`)

ゲラウトヒアの弟から連絡きた!!

とりま、実況者、クッキーちゃん、農高の先輩は助け出せたっぽい


240:名無しの冒険者

そっか、よかったε-(´∀`*)ホッ


241:名無しの冒険者

え、あれ?

マー君は??


242:(´☆ω★`)

それがさ、変なんだ

居ないみたいだ


243:考察厨

ふむ

なぁんか、嫌な予感がするな

鑑定してもいないってことか?


244:(´☆ω★`)

そうだな

いない


245:考察厨

三人の怪我の具合は?


246:(´☆ω★`)

とりま、あちこち殴られてはいるけど

魔神様が治してくれてるみたいだ

傷は残らないってさ

意識は無い

あ、実況者が気がついたっぽい


247:考察厨

話せそうか?


248:(´☆ω★`)

たぶん

ちょっと、まって

は???

え、おい?!

おま、何言って??


249:名無しの冒険者

どした?


250:考察厨

なんかあったん??


251:(´☆ω★`)

いや、その


252:スネーク

三(((((´⊙_⊙`;)エッマジカヨ・・・


253:名無しの冒険者

スネーク?


254:名無しの冒険者

どした、スネーク??


255:名無しの冒険者

ウスノ来た?


256:スネーク

マー君が来た


257:名無しの冒険者

はい?


258:スネーク

たぶん、洗脳&操りのコンボ受けてる

目が虚ろだ


259:名無しの冒険者

マジかよww


260:スネーク

っ!!

はやっ、ぐっ


261:名無しの冒険者

え、ちょ、スネーク?!


262:スネーク

やっべ、書き込みする余裕無ェ!!



■■■


スネークさんの腹に蹴りが入って、吹っ飛ばされた。

なお、ティリオンはスネークさんの亜空間収納にて収納済みである。

スネークさん自身が掲示板へ書き込んだように、彼には書き込みをする余裕がなかった。


「仮にも、魔族ってのは伊達じゃねーのな」


スネークさんの腹に蹴りを入れたのは、マー君ことブランだ。

どこからともなく現れたブランは、問答する暇すら与えずこちらに攻撃を仕掛けてきた。

目が虚ろだ。

ブランとしての意識が無いのは、すぐにわかった。


「しかも、あいつ次期魔王候補ですから」


ブランは俺にも容赦なく、蹴りや拳を叩きつけてくる。

ブランの攻撃をよく見て、避ける。

よく見て、避ける。

療養中に、シンに教えてもらった逃げ方、避け方だ。

それを繰り返す。

焦れたのか、ブランは中空に指を滑らせる。

魔法陣を描き、それを力ある言葉、呪文とともに放つ。


火炎弾(ファイア・ブリッド)


放たれたのは、複数の火の玉だった。

大きさは握り拳ほどである。


「うっわぁ、ヤバいヤバいヤバい!」


と言いつつ、スネークさんはとても楽しそうだ。

彼は、亜空間収納から魔法杖を取り出し応戦を始める。

スネークさんは、キャンセル魔法のような物を展開していた。

俺も、自分の亜空間収納から鉈を取り出した。

いつも、使っている、使い慣れている鉈だ。

迫り来る火の玉を、俺は鉈を振って切り落としていく。

その都度、火の玉が爆発を起こす。

爆発の中を走り抜け、俺はブランに迫る。


「こんのぉ、なに洗脳されとんじゃ、このアホーー!!!!」


俺は、ブランに飛び蹴りを食らわせた。

仮にも次期魔王だろ、お前!!

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