異世界で冒険
「僕は死んだ。」
いきなりすぎる展開に動揺したがしばらくたって落ち着きを取り戻した。
「たしか、クラクションと危ない!という声が聞こえた瞬間、激痛が走った。」
「どこだ、ここは?」
まわりには何もなく、ただ白い世界が広がっていた。
だが次の瞬間、まぶしい光とともに世界は一変した。
目を開くとそこは、アニメのようなファンタジー世界だった。
「これって、異世界転生ってやつーー?!」
でも、服とスマホ以外何も持っていない。
転生したときの特殊効果もなし!
「これから、どうすればいいのーー?でもなんだか、体が軽いような」
ためしに思いっきりとんでみた、すると10mほどとんだ。
「おーー、特殊効果あるじゃん。じゃあ魔法もつかえるかな?」
10分ほど魔法がでてきそうな呪文を唱えたりしていたが、まったくでる気配がない。
「なーんだ、魔法使えないのか」
ふてくされてそこらへんの石を投げていると5mほど先に投げたはずの石は30mほど先まで飛んで行った。
「マジかよ」
面白くなりそこらへんの石をかったぱしから投げてみた。
最初は面白かったがそのうち飽きてきた。
それからしばらくぼーっとしていたら、何やら後ろから音が聞こえてきた、そこには恐竜らしきものに追いかけまわせれている4人組がいた。
「ギャーー」
4人の叫び声が聞こえてきた。
「この世界にはあんなのが居るんだ」
とりあいずそこらへんに落ちていた石を小型の恐竜に投げつけた。
投げた石は見事に恐竜にヘッドショットを食らわせて貫通した。
恐竜は死んでいるのに4人組はまだ叫んでいる。
声をかけるとみんないっせいに
「ありがとうございます」
と半泣き状態で言ってきた。
言葉は通じるんだとわかって少し安心した。
とりあいず自己紹介をすることにした。
「俺はイツキ、よろしく」
4人組も自己紹介をしてくる。
「俺はケンビル、このパーティーのリーダーをやってる。よろしく」
「俺はカイ、さっきはサンキュー。」
「私ルカ、よろしく」
「えっと、私はモールさっきはありがとうございました」
4にんとも強そうな武器を持っていたなのになぜあんなににげていたのか不思議に思い、この世界のことも含めて恐竜の話を聞いた。
どうやら彼らは冒険者らしく、インゲニアというモンスターの討伐をしていたらアリオラムスというさっきの恐竜的なのに襲われたいう。アリオラムスは中ボス的な存在で20人ほどで戦うらしい。
そしてモンスターを倒すとソウルと呼ばれる宝石的なものが出てくるらしい。それをギルド本部に渡すと金貨や銀貨などと交換してもらえるらしい。
「じゃあ、アリオラムスからもソウルが出たのか?」
「だぶん」
さっき倒したアリオラムスのほうを見ると死体はなく、青く輝く30cmほどのソウルがあった。