表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新十字架の拳師  作者: 東武瑛
1/5

連れ去られた妹

明末清初

中国

広東の街

李が馬を引いて街を歩いている。

やがて武館に着いた。が、看板が無い。

中に入ると誰もいない。

李は武館を出て鍛冶屋に行った。

「李先生」鍛冶屋の主人が言った。

「私の武館に誰もいない。看板も無い。何があったのだ」李の問いに「実は先日、先生の武館にならず者が来て」と鍛冶屋は話出した。

武館

男達が入ってくる。

「何だ。おまえ達」道場生の1人が言った。

「立派な武館だな。ここにメイと言う女がいるだろう。迎えに来たから連れて来い」男達の1人が言った。

「先生の妹さんに何の用だ」道場生が言う。

「気に入ったから連れて来いと言うのだ」男達の1人が言った。

「どうしたの」部屋の奥からメイが出て来た。

「メイ、一緒に来い」男が言った。

「ワン、あなたなんか嫌いよ」メイが言う。

「ワンと言ったな。帰れ」道場生の1人が言う。

「よし、ならば技を教えてやる」

そう言うとワンは門弟に飛び蹴りを食らわした。

「ウグッ」門弟が倒れる。

乱闘が始まる。が、武館の門弟は次々に倒されていく。

「連れていけ」ワンが言うと手下はメイに当て身を食らわせ、抱えて行った。

「ついでに看板をぶち壊して行こう」ワンは看板を蹴破った。

「ハハハハハ」ワンは高笑いし「いくぞ」と言い武館を後にした。

これが鍛冶屋の話だった。

「奴等は、どこにいるんだ?」李が聞く。

「荒野の古城にいるようです」鍛冶屋が答えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ