プロローグ
拙い文章ですが、楽しんでいただければ幸いです。
「はぁ…飽きた。」
皆さん、初めまして中村京と申します。こんな名前ですが生物学上は女です。私は、勇者をしておりました。
そう、勇者をしていたんです。
*****
事の始まりはいつもより学校が早く終わった暑い日。
私の大好きなチョコミント味を買って食べながら帰っていた日…
「暑いなー、雪降らないかな〜」
とか馬鹿な事を考えてたら足元に黒い穴
「チョコミント落としたー‼︎」
落ちていくときにアイス落としてとてもショックでした。
「勇者よ、この国を救え」
気がついたときには見知らぬところへいました。
ビックリですね。
辺りを見渡し目が合った男性の第一声がこれです。
「あの、ちょっと意味がわからないんですけど…。」
男性は、嘲笑うかのように(てか、嘲笑ったんでしょう)鼻で笑い
「一応同じヒトであるだろうに言葉も分からんとは。喚ぶ奴を間違えたか?」
なんて言いくさりやがりました。
おっと私としたことが口が悪くなってしまいました。
「ふっざけんな、いきなりこんなところへ落としやがって何が、「国を救え」だ頭沸いてんのかこの野郎。早く私を元の場所へ帰しやがれ」
なんてチキンな私は口が裂けても言えないので
「どういうことですか?」
なんて聞いた私は偉いと思います。まぁ、心の中では悪口雑言を吐いてるわけですが…
「ヒトの言葉も分からん下賤な猿以下の者に合わせるのは俺のプライドが邪魔をするが、貴様のレベルに落としてやらんと話にならんからしっかり聞いておけよ、一度しか言わないからな」
そんな邪魔なプライドなんぞ捨ててしまえ、この上から野郎‼︎
これ以上聞いていると本音を口に出してしまいそうなので聞いた話を要約すると「国の被害がだいぶ酷いからちょっと魔王を大人しくしてこい」らしい…
ちなみにこれだけを言えば良いことなのに「なぜ俺が」「俺の言うことを聞け」などといらん情報まで話したせいで体感時間1時間近くかかったんだが…
「はぁ…わかりました。勿論終わったらすぐ帰してくれるんですよね?」
取り敢えず理由は分かったので一番大事なことを聞いておきます。
上から野郎は大袈裟に頷き、
「当たり前だ。終わったらすぐ帰してやろう。俺としてもこのまま国に留まられても困るからな。」
やっぱりなんか腹が立ちますね。でも、すぐ帰してくれるようなので良いでしょう。
家に帰るためにやってやろうじゃありませんか‼︎
*****
そんなこんなで魔王を大人しくさせてきましたよ。
チートが付与されてたみたいでサクッと終わらせました。
やっと、帰れる〜と思ってたらあれよあれよと純白のドレスを着せられて…
ええ、そうです。ウエディングドレスですよ。意味わからん…
しかも相手はあの上から野郎です…
「綺麗だ…」
お前、そんなキャラじゃなかっただろうが⁈
「俺と一緒に生きろ、京」
この野郎‼︎拒否権なしかよ!
そして私は上から野郎と結婚して王妃になりました。
「あぁー、王妃面倒くさい。」