みんなを説得しましょう
もうちょっとで終わる…!(投稿作業が)
現実は、そううまくはいかないようだった。
「ドラゴンをこの街に!? 正気か、アマヤさんは殺されてるんだぞ!」
ゴールドバッチを持つものたちがユキヤにつめよる。
会議室に集められた街の人たちは、あまりに突飛なその発言に頭を痛めているようだった。
「憎しみは何も生まない。それに、そう決めたのはハルヤだ。……詳しくは、ハルヤが話すよ」
「ハルヤ?! ハルヤ、お前……!」
胸にゴールドバッチを煌かせる男は、皆の前に出たハルヤに掴みかからん勢いで叫ぶ。
「お前が……! そんな恩知らずなやつだとは思ってもいなかったよ! アマヤさんの一番近くにいたくせに……!」
す、とハルヤの前に、エンが立った。
「ハルヤをいじめるな」
「あ? 誰だ、お前」
男はエンを睨み付ける。
「僕はエン。ドラゴン族を追放されて、ハルヤとユキヤに助けられた。名前はエン、ハルヤに攻撃したら僕が許さない」
エンも負けじと睨み返しす。
しかし、数秒にらみ合った後、男は笑い出してしまった。
「お前がドラゴン? 笑わせるな、どっからどう見たってちいせぇガキだろ。ハルヤの友達か? でも見ねぇツラだな……」
しげしげと、誰の倅だ? なんてエンを見つめる男。
「それも今から話すよ。ドラゴン問題で、オレ以外に誰かドラゴンがなんで襲ってきたかつきとめた人はいる?」
大きな会議室に声がいきとどくよう、声を張るハルヤ。
ゴールドバッチの所持者のみが集められたため、そう人数はいない。魔法をつかうまでもないその場に集められた中では、誰もハルヤの言葉に反応する者はいなかった。
「じゃあ、最初から話すね。オレは、クラおじさんに追い出されてから一人でドラゴンについて調べ始めたんだ……」
数日間、自分が何をしていたか語ると、何度かどよめきが起こったものの、誰一人反論することもなくハルヤの話は終わる。
「何か、質問のある人はいる?」
誰も名乗りをあげるものはいない。
皆、狐に包まれたような顔をしている。
「……ハルヤが、アマヤさんの後継者でいいんじゃねぇの」
先ほどハルヤを怒鳴りつけた男が言う。
「確かに……」
「私らが何もできなかった時、ハルヤくんは危険な目にあってたんだもんね……」
ざわざわと同意の声が上がった。
「じゃあ、ハルヤにプラチナバッチやってもいいよな」
実は先ほどの男、バッチの管理を務める職についている。
アマヤが死んでからというものの、プラチナバッチを誰に与えるかで頭を悩ませていたのだ。
少々の反対意見も出たが、ハルヤ以上にプラチナバッチにふさわしい者がいないということで、ハルヤはなんと最年少でプラチナバッチを手にすることとなった。
「で、このドラゴンのガキ……エンっていうのか? こいつはアマヤさんの意志なんだろ、なら受け入れないわけにはいかねぇよな」
狂信的なアマヤの信者だった男は、ハルヤの話を聞き態度を一変させた。エンを睨み続けていたくせに、いきなり受け入れざるを得ないとまで言い出したのである。
それは、他の魔法使いたちも大差はなかった。
なんて変わり身の早さだ、とユキヤは苦笑いだったが、ハルヤがあまりにも嬉しそうに笑うので、水は差さないことにしたようである。
そしてこの話は、ゴールドバッチを持った魔法使いたちによって町中に広まった。
めんどくさいならやるなよって思うじゃん?私もそう思う。でもさ?やっぱさ?せっかく必死こいて書いたから、もしかしたら誰かに見られる環境に置いておきたいじゃん?USBのこやしになるなんて悲しすぎるわ!!




