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多分一番短い章
ハルヤくんが歩いてるだけ
「じいちゃん、見ててね」
一方ハルヤは、いつものように薬草を取りに行くんです、とでもいうような顔をして街を出た。
ゴブリンを吹き飛ばした場所に着くと、呟いた一言である。
あの時アマヤは何か異変を感じとっていた。もしかしたら、ゴブリンがドラゴンだということに気付いていたのかもしれない……となると、ドラゴンが街を襲い、アマヤが殺されたのは自分のせいだ。ハルヤは悔しそうに唇を噛んだ。
見てろよ、と、悔しさと悲しさを置き捨てるようにその場から足を進めるハルヤ。
もうお母さんはオレの様子を見ているのだろうか、とハルヤは歩きながら辺りの様子を窺う。もちろん見てわかるものではないのだが、どことなく居心地が悪い。
きっと危ないことをしたら後で怒られるだろう。そう考えて森の中を突っ切るのは賢い選択ではない。森の中には何がいるのかわかったものではないのだから。
生活している種族なら大体わかっているのだが、この森は変化に満ちている。もしかしたら、見たこともない獰猛な生物が道を塞ぎ、ドラゴンの元にたどり着く前にハルヤの命を奪おうとするかもしれないのだ。
そうなっては元も子もない。ハルヤは森を大きく迂回し、ドバル山の麓へ向かった。
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