十二ヶ月詩
「一月」
いつもと変わらない冬
雪は降ってもすぐに溶ける
それが私の地元だ
「二月」
寒さが強く感じる
春が来るのは遠い
そう感じてしまう
早く春が来ることを望む
「三月」
桜が咲く頃
出会いと分かれの季節
この先
なにが起きるかわからない
良いことがあるのか
悪いことがあるのか
それでも私は
一歩ずつ前へ進む
「四月」
暖かくなり
眠気が来る
過ごしやすい季節
花粉が飛んでいる
私にはわからない
今はそれでいいのかもしれない
「五月」
葉桜が散り
まだ少し
肌寒い日がある
長袖の服も欲しいが
少し暑さを感じる
「六月」
雨が降る
そんな日もある
だけど降らない日もあった
少しずつ
暑さが増してきた
「七月」
夏らしい季節
空は夏雲になった
セミが鳴いている
一段と暑さを感じさせる
「八月」
さらに暑さを感じる
食欲が消えたが
それが嫌なモノだと思わない
子供の頃は苦手だった暑さは
今となっては快適な暑さと思える
「九月」
夏が終わった
でも暑い
いつになれば
この暑さは
和らぐのだろうか
「十月」
秋らしくなり
少しは寒さを感じた
と思ったが
あまり変わらない
冬が来るのは
まだ先なのか
「十一月」
寒さを感じる
だけど
そんなに寒くない
今年はいつもと違う
冬になるのだろうか
「十二月」
雪が降る
いつもより早いから
寒さが一段と増す
寒いから
頭痛が私を襲う