お屋敷のお嬢様が裁縫を習うまでの経緯
赤いドレスのお嬢様。大きな屋敷に住んでいる。
赤色似合うお嬢様。丘の上に住んでいる。
人形好きのお嬢様。いつも御部屋で、おままごと。
お気に入りの人形と、一緒に楽しく、おままごと。
世間知らずのお嬢様。ある日、パパからプレゼント。
大きな可愛いお人形。黒髪似合うお人形。
人形貰ったお嬢様。他とは違うお人形。
その温かさに魅了され、楽しく楽しく、おままごと。
不思議でならないお嬢様。世にも奇妙なお人形。
他とは違って口を利く。動いて喋って温かい。
知りたがり屋のお嬢様。ハサミを取り出し、チョキチョキと。
仕組みが知りたいお嬢様。押さえてもらって、チョキチョキと。
ショックを受けるお嬢様。お人形が動かない。
あんなに元気だったのに、冷たくなったお人形。
悲しみに暮れるお嬢様。そんな娘が心配で、パパは再びプレゼント。
次は二体のお人形。そっくりお顔で、温かい。
元気になったお嬢様。お人形と、おままごと。
だけどそのうち不思議になって、ハサミを取り出し、チョキチョキと。
仕組みを調べるお嬢様。だけど全然分からない。
四つになったお人形。赤色似合うお人形。
針を取り出すお嬢様。見よう見まねの針仕事。
冷たくなっていくお人形。針を通して、元通り。
涙を流すお嬢様。元に戻したはずなのに。
もう動かないお人形。もう喋らないお人形。
悔しい悔しいお嬢様。私がもっと上手ければ……。
リベンジを誓い、お勉強。一生懸命、お裁縫。
裁縫習うお嬢様。またと失敗しないよう。
人形好きのお嬢様。人形のために、お勉強。