〜こんな吸血鬼は嫌だ〜
なんかだんだん雑談ばっかの物語になってきたような…
今日は息抜きとして少し昔の吸血鬼映画を見ていた。
氷羅ちゃんは相変わらずホラー系が苦手なようで(これホラー映画じゃないんだけど…)涙目になりながら座布団に噛み付きながら見ていた。
お陰さまで座布団Aが緊急手術をする羽目になった。
「ところで最近の吸血鬼キャラって段々年齢が低くなってない?見た目的な意味で」
「そうですね・・・まぁ昔は見た目が20〜30歳ぐらいだったのに今では10代ぐらいですものね」
「でも設定では100年単位で生きておる」
「見た目が幼い女の子がハードボイルドな家来たちを使役していく…」
「吸血鬼キャラって大抵貴族だったりするのが多いよな」
「元ネタであるヴラド・ツェペシュ公が貴族でしたからね」
「あれ、それって・・・ドラキュラじゃなかったっけ?」
「血を吸うことに関しては、ドラキュラもヴァンパイヤも同じなのでは…?」
「区別の付け方とかあるのか?」
「ないですね。吸血鬼とかいてルビにヴァンパイヤとか書かれていても違和感ないかと」
「吸血鬼みたいな?」
「パソコンでないと楽しめない特権です」
ケータイだとルビついてないんだよね
「ところで話、少し変わるけど、吸血鬼って弱点多いよね」
「そういえば…そうですね。最強と謳われている割には、やられ役が多いですね」
但し幼女キャラは除く
「有名なのは、太陽に弱いところですかね…」
「作品によって、一瞬で灰になったり・・・そうでなくても火傷するとかの設定があるよね」
「にしては、日傘や日焼け止めクリームとかで対象しているキュラが多いのですが…」
「紫外線さえカットできれば何とかなるんじゃない?」
中には太陽に弱いという設定がないやつもいるからね…
「あとは、十字架に弱い…」
「それって宗教的な影響が強いと思うんだけど…十字架に弱いってどゆこと?」
「たぶん…精神的な観点で弱いのでは…猫がマタタビで酔っぱらうみたいな…」
「少なくとも快楽の方面じゃないと思う」
どちらかというとお化けに対する恐怖心と同じと見ていいのではないか
いや化物がお化けにビビるというのもまた滑稽な話ではあるが
現に横で妖怪がお化けにビビっとる
見ていて愉快である。
「西洋の化物と日本の妖怪。戦争したらどちらが勝つんでしょうかね?」
「少なくともお化けに関する概念が違うから勝負にならないと思う…」
西洋は肉体的に脅かすのに対して日本のは精神的に驚かすからね
「でも、ぬらりひょんとかがバトルしたりしてますけど」
「無銭飲食妖怪がどうやって戦うのさ…」
「私だったらナイフを投げて戦いますね」
「貞子さん落ち着いて、これはほのぼのな物語だ。流血表現は一切ないからな(鼻血は除く)」
メイドの武器と言えば投げナイフと決まっているのだろうか
「時を操られれば完璧なんですけどね」
「やめて貞子さん、どっかのキャラと被っちゃう」
「そして、時は動き出す」
と、キメ顔で貞子さんは言う
「おーい、戻ってこーい」
段々と貞子さんのキャラが崩れていく…
というか、こんなお茶目?なことできたんだ。
今まで、冷静沈着で瀟洒な人だと思っていたんだけど…
いやいや待て待て、初登場時は確かテレビにはまって抜けなくなっていたんだっけ…
環境なのか、環境が彼女を変えたのか!?
僕としてはドシっ子成分が残っていたらよかったんだけど…今ではこんな完璧な冥土のメイドに・・・
だじゃれだけどね。
「ところで吸血鬼が出てくるものと言えば大抵バトルものが多いですけど、武器は使わないですよね」
「そうか?僕が知っている限りだと槍とか剣とか刀とか持ってましたけど」
神の槍だとか炎の悪魔の杖のような剣だとか妖刀だとか…
吸血鬼とは不釣り合いな武器を持ったキャラばかり知っている。
「グングニルとかでしょ?」
おお…この話でようやく氷羅ちゃんの第一声が聞けた。
「こら、キャラが特定されてしまうではありませんか」
「えー」
「罰としてかき氷二人前作りなさい」
「あいよ〜」
と言うと、いつの間にか置かれていたボウル状の皿に吹雪を吹き付けていく
あっという間にかき氷が出来てしまった。
「はい、ご主人様」
「もう一つは僕のだったか…では氷羅ちゃん頂きますね」
練乳をかけて美味しく頂く
僕は大抵ブルーハワイなのだが生憎と切らしてしまっていたので二番目に好きな練乳をかける。
しゃくり、しゃくりと氷山を削って食べる一方、貞子さんはと言うと…
「何かけてんですか…?」
かき氷に何か妙に赤いドロドロとしたものをかけていた。
「何って血ですけど…」
「ぶっ!?」
思わず吹いちゃたよ。
え、何、血!?
「嘘ですけどね」
「じゃあなんなんですか…」
「一口食べたら解ります」
「・・・・・・?じゃあ貰いますよ?」
スプーンで貞子さんのかき氷を一口分削る。妙に赤々しいかき氷見たことがないぞ…
それを一思いにパクっと口にいれる。
あれなんか口のなかが熱いぞ…
「って辛ぁ!?」
なにこれ!?口の中が焼けるように痛い!?
「特製ピリ辛ソースです」
「ピリ辛ってレベルじゃないよね!?」
激辛だよこれ!
一体何混ぜたらこうなるの!?
「ありとあらゆる辛い成分を凝縮させたらこうなりました」
「だからってこの辛さはないよね!?口の中ヴォルケイノしちゃってるよ!?」このあと口が傷みで麻痺してしまい病院行かざるを得なかったのは言うまでもない。
最近吸血鬼キャラのエンカウント率が高くなってきているような気がするんです。
もちろん、読書での話ですよ?
忍○忍とか、フランとか…
まぁ今回は物語読んでて思ったことをテーマに書いてみました。
吸血鬼って最強の癖に弱点多くね?
逆に吸血鬼が主人公かヒロインだと面白くなりそうですけどね
それでは~