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7/10

~こんな朝食は嫌だ~

絶賛スランプ中なので、ネタの切れ味はあまりよろしくないと思われます。

僕の朝は遅い


毎朝10時に起床


それから寝巻きから着替えて洗面所へ向かう。


顔を洗い、身だしなみを整える。


整えた後は貞子さんの作ってくれた朝食にみんなと一緒に頂く


メニューは毎日変わり今日はトーストにハム、目玉焼きにヨーグルト、ドリンクに牛乳とごく一般的な朝食だ。


ただし、一見普通に見えるが実は違う。


パンは石窯焼きのパンだしハムもフランス産、卵は厳選された高級な卵でヨーグルトは本場ブルガリアからのもの。


いつの間にこんなにも豪華になってしまったのだろうか。


資金はどこからきているのだろう


本人が言うにいくつか会社を経営していてそこから資金を獲得しているらしい。


メイドが『マネジメント』を読むとこうなるのか。


とにかく朝食を食べつつ楽しいピロートークに花を咲かせるのがこの家出のならわしとなっている。


「お醤油取ってー」


「はいどうぞ」


「バター取ってくれないか」


「はい」


ところで目玉焼きに何かけます。


僕は塩、胡椒をかけるタイプだ。


ちなみに貞子さんは醤油、氷羅ちゃんはカキ氷と化している。


雪女だからだと思うけど、でもいくらなんでも味気なさすぎるだろう。


顎も強いのか硬い氷をバリバリと噛み砕いている。


「それおいしいの」


「おいしいよ、食べてみる?」


「遠慮しておく」


夏場とはいえ氷をガリガリと食べる気はない


「ところで、世間では目玉焼きに何かけるかで、言い争いが勃発しているようですね」


「へぇー、まぁ僕らとは無縁だけど」


「何も、卵焼きにマヨネーズかけるやら醤油やらで戦争が起きるほどで」


「いやいや、それはおかしい」


「うちの実家の書庫に未解決事件の資料やらがあってその中にその事に関しての資料がありました」


「貞子さんってホントに何者?」


「レディの秘密を探るのはあまりよろしくないですよ」


「はい」


強い威圧感


これ以上聞くなってことですね、はい


「で、話戻すけど卵にかけるのって人の好みそれぞれだと思うんだけどねぇ」


「僕としては、どうでもいい争いなんだけどな」


「じゃあ、例えを変えましょう。『キノコの山』と『たけのこの里』どちらの方がお好みですか?」


「きのこ」「たけのこ」


見事に僕と氷羅ちゃんの声が重なった。


「「むっ」」


こんどはハモった。


「たけのこの方が、食感がいいじゃん」


「何を言う、きのこの方がチョコ多いじゃん」


「こらこら、ご主人様も氷羅もやめてください。つまりはそういうことですよ」


「というと?」


「自分のお好みを他人に押し付けると言い争いになるんですよ」


「おお、なんか良いこと言った」


「ちなみに、私はきのこ派です」


「ブルータスお前もか!!」


「ところで、みんなはカキ氷に何かける?」


とりあえずこのままだと争いが起きそうなので僕は話を変えてみる。


「イチゴ」「練乳」「氷」


見事に一致しない。目論見も外れる。


「というか、氷羅ちゃん、氷に氷ってどうなのよ。サラダをサラダであえてみたって言っているようなもんだよ」


「ご主人様、例えがおかしいです」


ともかく、なんとなく卵にかけるのはマヨネーズだ―とか醤油だーとかって言い争っている人々の気持ちがわかった気がする。


そんなこんなで、今日も話の花を咲かせ一日を始める。


俺としては、カキ氷には練乳をかけますね。

卵焼きは・・・・・・そもそもあまり食べない。

かけるとしたら、バターですかな。

えっその発想はおかしい?

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