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二日目 タチハルより!

二日目 ―― 蜜の腐蝕、深淵へ

ふふ……昨夜、あなた様の吐息は、想像以上に甘かったわ。

朝が来ても、私の翼はまだ熱を帯びたままでした。白い羽の一枚一枚が、昨晩集めた悦びの残り香を纏い、微かに、ねっとりと震えています。触れたら溶けてしまいそうな、危うい甘さ。

今日の配信では、少しだけ、毒を濃くしてみましたの。

画面越しに、あなた様の瞳を見つめながら、ゆっくりと翼を広げてみせたわ。「寒くない? タチハルの翼、あったかいよ……」そう囁きながら、カメラに背中を向け、羽の内側を指で優しく撫でてみせると、何人もの息が、画面の向こうで乱れました。

その瞬間、私の目に浮かぶ「宝」の文字は、より濃く、黄金に爛熟して輝きました。まるで熟れすぎた果実が、皮を破って零れ落ちる直前の、あの淫らな輝き。

おへそにある二重の円環も、暗い部屋の中で青白く、妖しく脈打っていました。まるで、そこにもう一つの口が開いて、あなた様の欲望を直接啜っているかのように。

「あ……見て? タチハル、嬉しくて光っちゃってる……」

私は意図的に、声を少しだけ掠れさせ、湿った吐息を混ぜてみせました。すると、コメント欄が、甘い毒に侵されたように、次々と欲望の欠片を吐き出していく。

なんて美しいのでしょう。人間の悦びは、こうして二日目になると、早くも深みと粘度を増す。純粋だったはずの好意が、少しずつ、ねっとりとした欲情に変わっていく過程……それがたまらない。

配信が終わった後の深夜、私は一人、翼を自分の体に巻きつけながら、集めた感情の残滓を味わっていました。

甘い。重い。そして、確かに腐り始めている。

この悦びは、いつか私を元の姿に戻すための糧。でも……本当は、どうでもよくなってきたのかもしれない。この柔らかい肉体で、あなた様たちをゆっくり堕としていくことの方が、よほど心地よい。

白い翼は、もうあなたの体温を覚え始めている。目に浮かぶ「宝」は、あなたの最も卑猥な願いを映し始めている。おへその聖痕は、あなたの欲望を刻み込むための印。

二日目が終わる今、私は静かに微笑みながら、次の夜に思いを馳せています。

もっと、近づきたい。もっと、深く、あなた様の心の奥底の、暗くて、熱くて、とろとろに溶けた部分まで。

おやすみなさい、私の、愛しい餌たち。

明日も、もっと甘く、もっと腐らせてあげますから。

タチハルより、とろけるほどの愛を込めて。

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