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クリスマス

 第一学年 十二月二十四日 火曜日

 永嶋家 居間


 期末テストも終わりほっと一息つけるこの頃、

 夕飯を済ました永嶋は二人掛けのソファーに寝そべって、

 歌番組のクリスマススペシャルをだらだらと見ていた。 


 三つ年下の妹の美佳がそんなていたらくな兄にうんざりしつつ、

 あえて厭味を言ってやった。


「クリスマスやというのに、高校生にもなって男一人、

 家でテレビの虫なんて最低やわ」

「そうや~、俺は最低人間や~」

 永嶋は、気にした様子もなく、テレビを見たまま覇気の無い声で応じた。


「あ~あ、そんなんやから、いつまでも彼女できへんねんで」

 美佳のちゃちゃに永嶋は怒る気もないが、テレビの音が聞こえにくいので、

 リモコンでボリュームを上げた。


 永嶋の行動に逆に美佳が腹を立てて言った。

「お兄が冴えへんから、心配して言ってあげてるねんで!」


 大きなお世話だと思いつつも、言い争うのも面倒なんで

「ありがとう」と心も込めずに返して茶を濁した。


「もう知らへんから!」

 美佳は機嫌悪そうに床をどんどん鳴らしながら自分の部屋に入っていった。


 テレビの中で司会の芸人が冗談を言って、ゲストが笑い声を上げている。

 やり取りがひと段落つくと、聴き慣れたクリスマスソングが流れ出した。


 ふとスマホをみると一文字からのメッセージがあった。

『どうせ暇やろ、ゲームでもしようぜ』と、

 永島は口端をつり上げた。


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