毎日
神さまはちゃんと
全てを知ってくれている
昨日の僕が誰かに吐いた言葉はきっと
正しくて
同時に正しくなかった
僕たちは機械じゃないから
無駄なく効率よくは生きられないから
不完全さをゆるせる自分でいたいと思うのだ
最近会えなくなった人を思う
薄く繋がっていた温度を恋しく思う
愛と定義するには大げさ過ぎるけれど
何もなかったとするには寂しい気がする
神さまは僕の全てを知っている
祈ることは無意味なのだろうか?
去っていくバスを眺めた
あの人は頑張れと言ってくれたから
僕は頑張ろうと思った
心が酷く揺れることから
僕は僕を守りたい
その一方で向き合いたいとも思ったのだ
アスファルトのでこぼこ
誰も座らない椅子の寂しさを
神さまは知ってくれている
全てを味方にはできない僕が
ちっぽけなりに今日も生きている