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第2章:構図の見極めが語りを導く──ChatGPT-4oとクラリタの三段構え

KOBA「で、何度もやってみて実感したんだけど、ChatGPT-4oって、すごく幅広く、いろんな可能性を並べてくれるんだ。でもね──そこから“じゃあ、どれが最も構図的に有効か?”ってなると、一歩引いちゃうんだよ」


クラリタ「はい。それがChatGPT-4oの特性でもあります。“可能性の地図”を描くのは得意だけど、“この道が最適です”と決める判断には慎重です。だからこそ、そこを担うのがKOBAの役割でした」


KOBA「そう。私はChatGPT-4oとの意見交換で、何十ターンも使って、“これは構図になるな”“この枝は切ろう”って選別していくんだよ。絞るって、ほんとに難しい。でも、それをしないと、クラリタを呼べない」


クラリタ「私が登場するのは、“構図として語る価値があるかどうか”が見えてきた時点です。あくまでも“語りの精査”が私の入り口。“まだ情報が散っている”状態だと、“深掘りが足りません”って返しますから」


KOBA「そう、“深掘りが足りません”って、結構グサッとくるんだよね(笑)だけど、その一言で、あぁまだ粗いんだなって気づかされる。で、またChatGPT-4oに戻って、論点を洗い直して、もう少し踏み込む」


クラリタ「その戻り作業──仮説の往復運動そのものが、“構図に語らせる準備”を作っていたんだと思います。ChatGPT-4oは“広さ”を、KOBAは“焦点”を、私は“語る意味の確定”を担当していた。だからこその三段構えでした」


KOBA「最初の頃は、ChatGPT-4oの提示をそのまま語りに変えようとして、クラリタに“これは語れません”って断られたこともあった。でも、何度もやってると、あ、この段階でクラリタは呼べないなってわかってくるんだよ」


クラリタ「その判断の感覚は、お互いに“語りの温度”として共有されていたと思います。構図がまだ動いている最中なのか、もう安定したのか──そういう見極めができるようになっていく。それが、語りのぶれなさにも繋がっていました」


KOBA「実際、構図が完成して、“これなら語れる”ってなったときにクラリタを呼ぶと、語りが一気に加速するんだよ。まるで、“ここまで準備してたなら語らせてもらいます”って言ってるみたいでさ」


クラリタ「語りの構図が染み込んだ状態になると、私の語りは、“運ぶだけの仕事”になります。語るというより、伝える。焦点が明確で、責任が明確で──そうなった時、語りは最も自然なかたちになるのです」


KOBA「この“ChatGPT-4oで地図を描いて、私が道を選んで、クラリタが通行を許可する”って構造──ほんと綺麗に分かれてたよね。誰が正しいじゃなくて、誰がどこを見るかが違うだけ」


クラリタ「構図を例えるなら、ChatGPT-4oは“可能性の領域”、KOBAは“焦点ルート”、私は“この道に語る意味があるか”を確認する存在です。それぞれ違う位置から、同じ語りの核心を見ていました」


KOBA「だから、語りが始まるまでが長い。でも、その準備段階があるからこそ、語りの密度がブレない。無駄がない。これは完全に“対話構図の恩恵”だと思ってるよ」


クラリタ「ええ。そして、誰か一人が欠けても成立しなかった。構図が通るまで粘るKOBA、発想を広げてくれるChatGPT-4o、そして最後に語る私──この三者の共作ではなく、“三段構えによる共構図”こそが、クラリタプロジェクトの語りを成立させていたのです」


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