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第六十三話:絶対的自信、そして安心

太陽が下へ傾き、辺りが夕焼けに染まった時、家に帰らないといけないことを思い出した。


「ごめん、もう時間だから行くね」


「じゃあ一緒について行ってもいいですか?」


「うん!」


帰り道でも会話は途切れることを知らなかった。


「学校ってどんな感じ?」


「そうですね、暮葉さんがいなくて少し寂しいです」


小学校一年生はクラスが分かれてしまった為、会話をする機会が減ってしまう…と思っていたが、良い関係が続いていてくれたので、それは良かったと思う。


「来年は同じクラスになれると良いね」


「そうですね」


二人は笑った。まるで太陽そのものの様に。


しかし、太陽は二つも無い。


どちらかは絶対に太陽の光を反射するだけの月なのだろう。


どちらかが月かなんて考えたくもないけど。


悪く言ってしまったら月は太陽の真似事なのかもしれない。


太陽のように光り輝けないかもしれない。


それでも、一緒に輝いていたかった。



「どうしたの暁ちゃん?元気ない?」


「ううん、何でもない」


さっきとは違い薄く笑い、心配させないようにと暮葉さんの方へ向き直す。


「明日はテニスがありますね」


「そうだね!頑張ろうね!」



 * * *



「大丈夫?顔色悪いよ?」


「いえ、少し考え事をしていただけなので、心配しないでください」


「なら良いんだけど」


いつの間にか授業は終わっており、今は帰り道。


いつかの日の様に、空が紅く染まる頃、見慣れていない通学路を歩いていた。


…暮葉さんと共に。


帰り道は同じ方向だったので、という理由らしい。


昔話を少ししたいということも言っていたが。



「そうだ、今日は暁ちゃんの家に行っていいかな?」


「いいですけど、何かしたいことでも?」


「暁ちゃん家ってテニスコートあったでしょ!だから、昔みたいにラリーでもしながら話したいなって思って」


「いいですよ、私も上手くなったところを見せてあげます」



 * * *



「暁ちゃんって前の学校でもテニスやってたの?」


「当たり前です、ずっとやってましたよ」


昔よりも少し大きい音と、スピードの上がった球を交互に打ち返しながらそう話をする二人。


「勉強は…って聞かなくてもいいか」


「それも当たり前です。お父様に怒られてしまいますからね」


昔より小さくなったテニスコートを必死に走り回る暮葉と暁。


しかし、二人とも息を切らすことは無く、言葉だけが口から出ていた。



「テニスをやっているときは自分に自信が持てるんです」

どうもLrmyです。


部活っていいですよね。


運動辞めて軽音やってる身なんであんまり口だせる立場じゃないですけど。


こうやって部活とかのことを書いてると「あぁ、青春だなぁ」という気持ちになります。


まぁ、スポーツやるかって言われたら多分やんないですけど。



以上雑談を終わります。ではでは~

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