第五話:昼食後
昼飯を食べ終え、次の授業の準備をしようとしていると、
「やっはろー!」
と大きな声で声をかけられる。
そこには案の定七海が笑顔で立っていた。
「今日も佳ちゃんに先越されたー!」
「いや、佳ちゃんのほうが席近いしそうなるだろ」
俺と七海は対角線といえるほどに席が離れているのだが、佳は俺の席の後ろにいるため近すぎて授業中に悪戯までされる。
この前は、芯の出ていないシャーペンを背中に刺されたのだが、急に背中に刺さったので少し声が出てしまった。英語Ⅱの会話中でクラスが少し騒がしかったのが不幸中の幸いだった。
いつか絶対仕返ししてやる…
* * *
「というか七海はなんか用か?」
「私もちょうどお昼ご飯食べ終わったから話しにいこーって」
「それで?会話の内容ってあったりするのか?」
「うん!今日家行っていい?」
「あー、昨日そんなこと言ってたな、今度って言ってたからすぐではないと思ってたんだが…」
「そーなの!今日暇だったからちょうどいいなって思って」
「まぁ俺はいいんだが…」
そんなこんなで今日は七海が家に来るらしい…
別に寝泊まりは昔からしていたのだが、今は二人とも一人暮らしのためいかがわしいことが起きないとも言えない。
先に言っておくが、俺は七海の幼馴染である以前に友達として大切にしようと思っているのであまりそういうことになってほしくない。
大丈夫だと思うが、注意はしておくことにしよう。
どうも第五話からこんにちは、Lrmyと申します。
めんどくさかったから自己紹介はしてなかったんですけど、流石に一言置いておきます。
なろうっぽくないなっていうのは自分でもわかってはいるんですがどうしてもラブコメっぽいのが書きたかったのでこの作品を書き始めました。
質問、アドバイス等々お待ちしておりますので気軽にコメントお願いします。
ではでは、また次回!