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第四十九話:小さな心配と大きな日常

最近、さっちゃんが一緒に帰ってくれない。


最近といっても二日連続で、とおいうだけなのだが。


いつも一緒に帰っていたので、二日間だけでもかなり違和感を感じてしまった。



 * * *



今日の学校も終わり、今は帰り道。


さっちゃんはまた用事があると言って、私を置いてどこかへ行ってしまった。


今度、ちゃんと話を聞いておくことにしよう。


暮葉ちゃんも、私の為にやったって言ってたけど、さっちゃんとデートに行ってたみたいだし。


さっちゃんのことだから、また人助けとかやってるんだろうけど…



 * * *



家に着いて、「ただいま」と誰もいない部屋に言い、スタスタと中に入っていく。


また明日から休みに入るから、その時にでも遊びに誘ってみようかな。



さっちゃんとは、買い物とか映画とかにしか行っていないから、この前行った山にでも連れて行こうかな?


河には一緒に行ってたけど、山も自然豊かで気持ちよかったし。


本を読むのも良かったけど、昔みたいにはしゃいだり、ダラダラと会話をしてみたり…


なんだか想像してるだけでも楽しくなってくる。



今日はまだ早いけど寝よっかな。


今日は休んで、明日また楽しむとしよう。



 * * *



『さっちゃん!今日ピクニック行かない?』


『いいぞ、でもどこ行くんだ?』


『隣町にある山まで行こうと思ってる』


『昔良く行ってたあそこか』


『そう、そこ!』


『何時に集合が良いとかあるか?』


『結構距離あるから早めに出たいかも』


『わかった、準備ができたらまた連絡する』


「はぁー…」


思わずため息が出てしまった。


さっちゃんの用事とかがあるのではないかと思い、連絡するのを少し躊躇ためらってしまった。


結果的には良かったから、そんなに気にしないようにしよう。



 * * *



外で待っていると、「悪い、遅れた」という声と共に、ドアが開いた。


事前に山に行くと言っていたので、私もさっちゃんも動きやすく、汚れても良いような恰好をしていた。


「自転車でいい?」


と移動方法を聞くと


「いいぞ」


と肯定の言葉が返ってくる。



駐輪場へ行き、自転車を取り出すと、目的地の方向へペダルを漕ぎだした。


隣町へ近づくほど畑が増えていったが、サイクリングロード的な道があったので、ストレスなく移動できた。


人はそれほど多くなく、天気も晴れで、絶好のサイクリング日和びよりだと思う。


本当の目的はピクニックなのだが、心地よいだろうというのが、到着する前から伝わってくる。


体に当たる風は程よく冷たく、私たちのことを押していた。

どうもLrmyです。


最近、小説を読みやすくするために『*』を入れるようにしています。


短編は入れ終わったのですが、『月明かりに照らされて。(長いので今後はツキアカと呼びます)』はまだ入れ終わっていないので、ボチボチ頑張るつもりです。


これを入れることによって読みづらいと感じてしまう人もいるかもしれませんが、その場合はコメントを頂けると幸いです。



それと、もうツキアカも五十話に近づき、タイトルを決めるのが辛くなってきています。


被ってたりしたらすいません。


以上で後書きを〆ます。ではでは~

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