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第四十一話:繰り返す日々

今日は水曜日。


えっ、月曜日と火曜日は何してたかって?


ハッハッハ、何もしていなかったよ!


睡眠と食事を繰り返して二日間経ったんだよ!


分かりやすい趣味でもあればそれで時間つぶせたのかもしれないのだが…


イラストの勉強でもしようかな…?



まぁそんなことはどうだっていいんだ。


今日はちゃんと予定が入っていた。


その予定は『駅前へ出かける』というものなのだが。


別に一人で行くわけじゃない、今日は七海に誘われていくことになったのだ。


駅前と言ったら買い物でもするのだろうか?




「おはよー!」


「おう、おはよう」


この前と同じように玄関前で待ち合わせをしており、俺たちは時間丁度に集合した。


「前回は歩いて行ったけど、今日は自転車とかでいいかな?」


「その方が時間かからないだろうし。それでいいぞ」


駐輪場へ行き、自分の自転車を押して道路まで出ると、車がいないことを確認し自転車にまたがった。



葉っぱが風に揺らされる音と、走り出した二台の自転車。


隠れた太陽に、曇りのない太陽と月が一つずつ。




駅前に着くと、入り口前にある駐輪場に自分の自転車を停め、「行こっか!」という声が隣から聞こえた。


「何か買いたい物でもあるのか?」


「いやー別に?」


「特に買いたいものがあるわけじゃないのに駅前まで来たのか…」


「思いで作りってことで!」


目的があった訳じゃなかったのか…


「それじゃあ、しゅっぱーつ!」


「おい!ちょっと待てって」


七海はそう言うと、走ってショッピングモールの中に入っていく。



ショッピングモールの中に入ると、ゴールデンウィークらしく人でにぎわっていた。


「七海、なんかしたいこととか無いのか?」


「したいことー?うーん…」


本当にすること決めずにここまで来たのか…


「あっ!映画見たいかな!」


思う出したように七海がそう言った。


それにしても映画か…


「なんか面白そうなのやってたか?」


映画を見に行くのはいいのだが、この前見たばかりだから特別感的な感情に駆られて数か月は見る気が無かったのだが、七海が行きたいというならしょうがない。


「面白そうなのは…ファンタジー的な奴があるよ!」


ファンタジーって言ったら異世界とか魔法とかそんな感じか?


前回みたいな恋愛物とはかなりジャンルが違うが、ついて行けるだろうか。


「今調べたけど、席空いてたら時間的には入れるよ!」


「じゃあ行くか」


「うん!」

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