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第三十四話:宴

さっちゃんは気付いていないことだろう、私が嘘をついているという事実に。


嘘というほどの嘘でもないが、私はレースゲームをすることを最初から決めていたのだ!


自信があることを悟られないように、何を選ぶか悩むふりをしていたのだ。


なぜ自信があったかって?


答えは簡単!なぜかゲームの上手い暮葉ちゃんを家に呼んで特訓をしてもらったのだ。


もう十数年さっちゃんと一緒に居るからわかるのだ、前回はさっちゃんがゲームを選んだからと言って、私にゲームを選ばせてくれること、負けず嫌いからいつかリベンジをしてくるということ。


リベンジがこんな早くなるとは思っていなかったが、初心者同士の対決となると数回やるだけでもかなり実力に差が出るものなのだ。


さっちゃんが家にゲームがあってもそこまでやり込まないことは明白、ならば1つのことをある程度できるようにしておけば私の勝利は揺るぐことはないのだ!



話が長くなったが、罰ゲームの内容は決めていない…どうしたものか?


またデートに誘ってもいいのだが、文房具等の買い物も映画も頻繁に行くものではないと思い断念した。


というか、先週はゲームを楽しみ切れていないことを思い出したのでそれでいいか。


「罰ゲームの内容は、私が満足するまで一緒にゲームを楽しむ!」


「そんなことでいいのか?」


「いいの!今日は寝ない気で遊ぶよ!」


こうして、今週も二人の宴が始まった。


流石にもう罰ゲームをかけた対戦はやらないだろうが、念のため暮葉ちゃんにまた教えてもらうとしよう。




結果的に1時頃になり、さっちゃんがウトウトとしだしたので、そこでゲームを止め、ある程度片付けを手伝い自分の家へ帰ることになった。


さっちゃんは夜更かしをしない健康的な人間だったので、この時間までゲームをするのは辛いものがあったのだろう。


さっちゃんの家に行く前に、シャワーを済ませていたので、歯磨きをして着替えたら寝られる状態だった。


私も夜更かしは普段しないので、今はかなり眠い。


早く寝よう。

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