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第三話:学校(閑話)

「おはよー」

「ういーッス」


朝、教室に入り、軽い挨拶を友達とかわす。


今日は昨日と違って目覚ましを付けたので、余裕をもって学校に来ることができた。


ちなみに七海とは一緒に登校していない。


理由としては


『女の子は準備に時間がかかるの!』


だそう。


男性より女性のほうが準備をするのに手間がかかるのはわからない話ではないため、いつも先に学校に行っている。


しかし、朝の時間がたっぷりあるというのは素晴らしいことだと思う。


おかげさまで、朝食でコーヒー(甘め)を優雅にすすることができた。



朝早くから学校にいてもすることがないため、いつもは男友達と駄弁だべるか、静かに本を読むことにしている。


最近になってオタクの男子からライトノベルを勧められて読んでみたところ、見事にはまってしまった。


正直読む前は、


「別に面白くねぇんだろうな」


みたいに思っていたが、物語に吸い込まれるように読むことが多くなってしまった。


なんかちょっと悔しい。



そんなことをボーッと思い返していると、


「おはよ!」


とめっちゃ大きい声であいさつをされた。


あんな大きい声でしゃべる奴は一人しかいないので


「おう、おはよ」


と、軽めに返す。


振り返ると案の定七海がいた。


「何読んでるの?」


「小説」


「なんの?」


「小説だって」


ライトノベルっていうの恥ずかしいのか、心の中でストッパーがかけられて「小説」を言ってしまった。


嘘は言ってないけど。



「あっ!もうHR始まっちゃうから準備してくるね!」


「あいよ」



朝からあんな大きい声でしゃべれるのはセンスあると思う。


そう思う今日この頃であった。

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