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第二十九話:安心

「うーん…」


まだ外が暗い時間に起きてしまった。


頭が少しモヤモヤすること以外の体調は大丈夫だろう。


頭がスッキリするように、飲み物を飲んだりシャワーを浴びよう。


そう考えた私は、保冷バッグに入った氷をコップに数個入れ、保冷バッグに入っていた飲み物をコップに移す…


って私こんなの用意した覚えないんだけど?


飲み物を飲んでスッキリした頭で考える…


少しずつだが思い出してきた、昨日私はさっちゃんに看病されていたのだ。


私が寝た後に、起きた時のことを考え色々準備してくれていたのだろう。



コップに入った分の飲み物を飲み終え、ボーッとしていると、『ゴソッ』となにかが動いた音がした。


恐る恐るそちらを向くと、そこにはさっちゃんの姿が…


って…え!なんでさっちゃんここにいるの!?


とてもスヤスヤと眠っていらっしゃいますけど?


近寄って見てみると、さっちゃんの寝ている横辺りに置手紙があるのが目に入った。


そこには『何かしてほしいことがあったら起こしてください』という内容の文と、『どうしても鍵をかけて自分の家に戻れなかったので、ここで寝かせてもらいます』という内容の文が書いてあった。


ある程度状況を理解した私は熱を測って、シャワーを浴び、その後に寝ることにした。


ピピピと体温計が音を出し、熱が測り終わったことを私に知らせてくれた。


36.4分、平熱だ。


さっちゃんが色々やってくれたおかげだろうか。




本当に、感謝を伝えないといけないな…


少し熱めのシャワーを浴びながらそんなことを思った。


さっき見た夢はいつも見る夢と違い鮮明に覚えていたことから、余計にそのような思いが強まっている気がする。


いつも迷惑をかけてばかりだった…


私の我儘わがままをいつも文句ひとつ出さずに聞いてくれていた。


私が困っていたときは、私が何かを言う前に助けてくれていた。


私の人生は昔からずっと照らされていた。




シャワーを浴び終わりタオルを首元に巻いてシャワールームから出てくるともう日が昇りそうな時間であったことに気が付いた。


今から寝ても時間がないのでどうしようかと迷っていると


「ん…」


という声がさっちゃんの方から聞こえた。


シャワーの音で起こしてしまったのだろうか?


「七海……七海!?」


私が布団の中にいないから動揺しているようだった。


「ごめんさっちゃん、さっき起きて汗凄かったからシャワー浴びてた!」


「あぁ、そっちにいたのか。体調は大丈夫なのか?」


「うん!もう全然平気!」


「なら良かった…」


さっちゃんは、心底安心したような顔をして、深呼吸のように大きく息を吐きだした。



どうもLrmyです。


気付いた人も多くいるでしょうがあらすじが変わりました。イェイ!

友達に『長くした方がいいよ』とのアドバイスをいただいたので、変えることになりました。


これで見てくれる人が増えてくれることを祈ってます。ではでは~

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