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第二十八話:最善の手

洗い物をして帰ってくると、『すぅすぅ』という寝息をたてながら寝ている人物がいた。


まぁその人物というのは七海のことなのだが。


七海が寝たのだったら俺ができることは特にないな、とそう思い枕元に追加の冷却シートと飲み物を置き自分の家に帰ろうとする。


…と思ったが、七海の家はどうすればいいんだ?


俺が家に帰ったらどうやっても鍵は開くし、鍵を勝手に持って行って、鍵を閉めてから自分の家に帰るのも気が引ける…



鍵を開けっぱなしにしておくと、不審者やら犯罪者やらが入ってこないとは言えない。



10分くらい悩んだ挙句あげくに出した答えは…


俺も一緒にこの家で寝ることだ。


女性の家に無許可で泊まるというのは罪悪感がとてつもなくあるが、これが最善の答えであろう。


七海が起きてしてほしいことがあったらすぐに対処できるし、この家に人は入ってこない。


俺が寝る予定の場所の近くに、『何かしてほしいことがあったら起こしてください』と書いた紙を置き、一度寝具を持ってくるため自分の部屋に戻る。


というか、俺今制服のままだし着替えるついでにシャワーでも浴びるか。



ちなみに、ご飯は七海がおかゆを食べている合間合間にパンを頬張っていたので問題はない。


看病するのにご飯は作った方が良いだろうと思い、自分用のパンもその時買っておいたのだ。




部屋にあるシャワールームで体を洗い、体や頭をリフレッシュさせる。



シャワーを浴び終わった俺は体を拭き、パジャマの代わりのパーカーを着て七海の家に戻る。


枕と敷布団、掛布団とともに。



七海と同じ部屋で寝るのも悪いかと思ったが、近くにいた方が都合がよいだろう。


「おやすみ」


誰の反応もないが、久しぶりにその単語をつぶやいた。

どうもLrmyです。


展開的な問題で、前々回と前回は七海視点でした。

しかし、今回の旭視点も、展開的にメチャクチャ書きずらかったので、少し短めとなってしまいました。


このシーン、仮に『看病編』と名付けるとしましょう。

風邪をひいている人視点のほうが書きやすいんですよ。


そんなことで久しぶりの誰得情報でした。ではでは~

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