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第二十六話:心配性と花言葉

「ゴホッゴホッ」


咳をしたせいだろうが喉が痛い…飲み物が欲しい。


そうおもい立ち上がり冷蔵庫のほうに歩きだす。


「ってもう飲み物ないの?」


風邪をひいていたので水分を多めにとっていたのだが、いつの間にかなくなっていたらしい。


飲み物を買いに行って体調を悪化させてしまったら元も子もないので、とりあえず寝よう。


いつもより枚数の増えた掛布団を持ち上げ、中に包まれようとした時『ピンポーン』とインターホンが鳴った。


重い体を上げ、カメラで相手を確認するとさっちゃんがドアの前に立っていた。


『お見舞いに来たぞ』


そうカメラ越しに言うと中に何かの入ったビニール袋を見せてくる。


『はーい』とだけ返事をして玄関の方へ向かう。


「体調は大丈夫か?」


「うん、まだ熱はちょっとあるけど」


「今日の学校で出たプリントと飲み物」


そう言ってビニール袋を渡してくる。


「あっ、ありがとう」


「どういたしまして。あっそうだ、もう一つ要件があるんだった」


なんだろう?と不思議に思いその要件とやらの内容を待っていると…


「家上がっても大丈夫か?」


ふぇ!どういうこと?私の家入ってくるの!?


掃除とかはしてるから大丈夫だとは思うけど…とりあえず、


「どうぞ…」


何されるんだろう?結構不安だなぁ。


「キッチン借りてもいいか?」


「どうぞ~…」


ようやくわかった。さっちゃんは私のこと看病するためだけに私の家に上がってきたのだ。


女の子の部屋に上がったのだから少しくらいはよこしまなことを考えているのでは?


そう思いキッチンで料理をしているさっちゃんの方を見たが、とてもまじめな顔でおかゆを作っていました。


なにあれ!?流石に少しは動揺とかあってもいいんじゃないの?


今日中にいかがわしい展開になることは期待しないようにしよう。うん。


私も病人ではあるからじっとしていた方がいいのだろう。


そう思い布団の深くに潜ろうとすると、


「ひゃ!?」


「あぁ、すまん」


いきなり冷たい感触がおでこに来た。


冷却シートを張ったらしい。


「てっきり寝ているのかと」


この優しさが100%の善意であるから、『いきなり張らないでよ!』的なことが言えない…


「今作ってるおかゆが出来上がったら持ってくるからそれまで寝てろ」


「ん…」


なんだろうこれ…とてもムズムズする。


さっちゃんが私の部屋に来て介抱してくれてる…


嬉しいやら申し訳ないやらで頭が混乱する。


「よしっ」


と声を出したさっちゃんが、できたてのおかゆを持ってゆっくりと歩いてきた。

どうもLrmyです。


内心でドギマギしてる七海ちゃんかわいいって書きながらずっと思ってました。

明日は休みなんで結構投稿できると思います。


日曜は用事あるからどうなるかわかんないんすけど。

いっぱい出てたらいいなくらいに思っといてください。


以上で後書きを〆ます。ではでは~

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