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第二十五話:退屈

「おはよーッス」


教室に入り誰に向けてでもなく挨拶をし、自分の席に着き授業で使うものを机の中に入れていく。


「よぉーッス!旭、元気してたか!」


その時、後ろからバカでかい声で挨拶をされる。


「元気してたかって…昨日会ったばかりだろ」


「確かにそうやったな!」


案の定のそこには佳ちゃんが笑顔で立っていた。


というか、月曜の朝から愉快な奴だな。


俺は少しその元気が欲しいよ。



クラスのみんなはもう慣れてしまったのか、佳ちゃんがどれだけ大きな声で話そうが『あぁ、またいつものか』くらいにしか思われていない。


「ん?七海ちゃんは来てへんの?」


「確かに来ないな」


いつもなら、俺が来て準備しているころにはひょっこりと顔を出すのだが。


その時ポケットにしまっていたスマホがバイブレーションを起こす。


開くと七海から『今日は風邪をひいてしまい熱があるので休みます』とのこと。


噂をすればなんとやらというやつか。


「七海ちゃん今日は休みかぁ」


後ろから俺のスマホを覗き見た佳ちゃんがそう言った。


昨日は雨が降っていたし、すぐ体を温めなかったとかそんな理由で風邪をひいたのだろうと想像する。


せっかく傘貸してやったのに、体壊したら意味ないだろ…


そんなことを気にしていたら駄目だな。


とりあえず担任にだけ報告をしに行くか。


しかし、職員室に一人で入るのは佳ちゃんを連れて行こう。





4限目が終わりチャイムが鳴った後クラス内がざわざわを騒ぎ始める。


そして、これから昼休憩に入るのだが、思ったことが一つある。


授業がいつもより静かだったことだ。


佳ちゃんもいるしあまり変わらないと思っていたのだが、やはり七海の存在は大きかったのだといなくなって初めて気付く。


「旭、昼食おうぜ!」


佳ちゃんが近寄ってくるが、少し元気がないような足取りだった。


「七海ちゃんがいないと授業がつまらんな!」


「随分と率直だな、まあ俺もその意見には賛成するが」


やはり佳ちゃんも授業での違和感があったらしい。


今日の帰りはプリントとかを届けるだろうから、早く治ってくれるように、帰りにア〇エリアスとか買ってお見舞いに行ってやるとしよう。

どうもLrmyです。

今回は少し短めでしたが、明日は書く時間があると思うので、文量が増えると思います。


この物語で初めて七海が全く話さない話ができてしまいました。(通信は会話ではないのでノーカン)

また次回からは出てくると思うんですけどね。


これで後書きを〆ます。ではでは~


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