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第二十四話:五月雨

目の前に流れている川の音を聞きながら、目を閉じ寝っ転がったまま涼しい風に当たる。


何も考えずに心地良い体勢のままでいると、意識が遠くへ行ってしまいそうだ。



何分そこにいたかわからないが、かなりの時間が経ったその時、突如顔に冷たい感覚があった。


何かと思い触ってみるとそこ水があり、私の頬を重力に身を任せて落ちていく。


「雨…か」


私としたことが天気予報を見るのを忘れていた。


学校へ行くときは見るのだが、休日は基本家にいたのですっかり忘れていた。


ここから家まではかなり距離があるので、どこかに雨宿りをしようと思い立ち上がる。


「七海?」


どこからか聞き覚えのある声が聞こえてきた。


「さっちゃん!?」


休日だしどこにいても不自然ではないのだが、家にいるものだと思っていた。


自転車から降りそのまま自転車を押してこちらに向かって歩いてくる。


「七海傘持ってないのか?」


「うん…」


「しょうがねぇなぁ…」


そういうと、さっちゃんは折り畳み傘を私の横の辺りに放り投げる。


「えっ、貸してくれるの?」


「あぁ、どっちみち俺はかっぱがあるし、七海に風邪ひかれても困るしな」


そういうことなら借りておくことにしよう。


というか、かっぱがあるのになぜ折り畳み傘を持ってきたのだろうか?


どうせいつもみたいに天然というかおっちょこちょいなところが出ただけなのだろうが。


「なんでこんなとこいたんだ?」


「んー、散歩かな」


「外出るんだったら天気くらい見ろよ」


ぐうの音も出なかった。


「今度から気を付けます…」


そんなこんなでいつものようにさっちゃんと会話をしながら帰った。


さっちゃんは自転車で来たはずなのに、自分だけ先に行くなんてことはせず、終始一緒にいてくれた。



なんだかんだこのところずっとさっちゃんと一緒にいる気がするな。


今日も予定があった訳ではないのに、いつの間にか出会っていつの間にか一緒に居る。


運命の糸でつながれているというやつなのだろうか。

どうもLrmyです。


今日友達のイタズラ(?)によってpvが凄いことになっていました。



ボチボチ伸びてくれれば僕は満足なんですけど、見てくれる人が居て嫌な気はしないのでね。


応援してくれる人が一人でも増えてくれることを祈っています。


ではでは~

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