表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/72

第二十一話:月と太陽

「面白かったね!」


映画が終わり感想を話すが、俺は正直感動で少し涙が目にたまっていた。


最後の一言で少女の少年への愛が改めて分かると、泣いてしまうのも無理はないと思う。


映画はあまり見に来たりしないのだが、こんなに良作があるなら探してみるのも良いかもしれない。


久しぶりに見た映画だから感動したっていうのもあるのかもしれないが。



映画を見終わった頃には5時頃になっていて、少し日が落ち始めていた。


真っ暗というわけではないんだが、すぐ暗くなるだろう。


「早めに帰ろっか!」


「そうだな」


来た時の道とは少し違うルートを辿り、家へ向かう。


帰り道では、映画の話をしただけで、そのまま会話の内容が変わることはなかった。



「じゃあまた今度ね!」


七海はそう言うと家に入る前に思い出したようにカバンから何かを探し始める。


手に取っている物は、俺が朝七海に渡したはずのペンダントが握られていた。


「これ…大切なものだったんだけど、さっちゃんに受け取ってもらいたいの」


そういうとペンダントを俺の前に差し出してきた。


何かしら意味があるのかと考えたが、理由はわからなかった。


しかし、七海自身も言っていたような大切なものを貰ったので、それほどに信頼されていると考えておこう。


快くペンダントを受け取ると、七海はそそくさと自身の部屋に吸い込まれていった。


俺も七海に続き、自分の家に入る。


ペンダントは傷をつけないように、そして忘れることのないようなところに飾っておく。


明日が休みだったのもあり、七海と夜遅くまで電話で映画の感想戦を繰り広げることとなった。

どうもLrmyです。

前話の文量がとても多かったので、今話はかなり少なめになってます。

次回からいつも通りくらいになると思うのでご安心ください。


以上で後書きを〆させていただきます。ではでは~

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ